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開幕まで1年 パラ「金」20へ団結…JPC委員長・選手団団長 河合純一氏

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 1年延期となった東京パラリンピックは24日で開幕まであと1年。日本パラリンピック委員会(JPC)委員長で選手団団長の河合純一氏(45)が読売新聞の取材に応じ、金メダル20個の従来の目標は維持し、「選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できる環境を準備することが、我々が1年かけて取り組むべきこと」と決意を述べた。

 河合氏は1月にJPC委員長に就任。新型コロナウイルスの影響で、活動が制限されたアスリートに動画で力強いメッセージを送るなど、団結を訴え続ける。「未知のウイルスとの闘いという経験値は有していない。(JPC内外の)皆さんと相談し、専門家のアドバイスも頂いて、パラ本番まで逆算し、やるべきことをやって競技団体をサポートする」と話す。

 JPCでは感染予防指針をいち早く整え、各競技団体ともきめ細かく連携し、合宿や競技会に向けた動きを本格化させている。国内で調整する競泳男子の木村敬一(東京ガス)ら主力は、「自分らしい泳ぎを追求している」とし、ベテラン勢についても「やり方や手段の『引き出し』を持っている」と、個々のアスリートには全幅の信頼を寄せる。

 河合氏は全盲のため、現役時代は表彰台で「君が代」を聞くことで金メダルを手にした実感を強めたという。「東京では、選手にあの喜びを20回味わってほしい」

 JPCはフェイスブックで、障害者向けの片手での手洗い動画を公開するなど、アスリートではない一般の障害者の感染予防にも熱心だ。自身も多忙の中、学校関係者への講演などを通じ、国際パラリンピック委員会(IPC)などが作成した教材の普及に努める。中学校の教師として教壇に立った経験もあり、「(共生社会実現に向け)当たり前のことを当たり前に変わらず言い続ける人がいて、やっとそれが身につき、子供たちの心の中に残っていく」との持論を持つ。大舞台を1年後に控えた今だからこそ、東京大会が終わった先の理想の未来を改めて強く思い描いている。(畔川吉永)

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1427592 0 東京パラリンピック 2020/08/23 05:00:00 2021/01/08 19:56:35 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/08/20200822-OYT1I50069-T.jpg?type=thumbnail
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