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パラ採火、工夫いろいろ…千葉市は古代の方法で火おこし

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 東京パラリンピックの聖火リレーの実施概要が31日、公表された。千葉県内では8月18日、全54市町村が地元の子供たちや障害者施設と協力するなど工夫を凝らして採火し、市原市内で集めて「千葉県の聖火」とする。トーチを使った聖火リレーは、県内で唯一、競技会場となる千葉市で行われる。

 47都道府県を121日間かけて巡る東京五輪の聖火リレーと異なり、パラリンピックは8月12~20日、全国各地で採火などの「聖火フェスティバル」が開催される。聖火リレーは競技会場がある千葉、東京、埼玉、静岡の4都県のみで実施。8月20日夜に都内で各地の火をまとめ、大会の聖火とする。

 県内では全市町村が同18日、独自の方法で採火する。ゴールボール、シッティングバレーボール、テコンドー、車いすフェンシングの4競技が行われる千葉市では、国の特別史跡「加曽利貝塚」で、地元の子供たちが古代の方法で火をおこす。

 柏市は手賀沼花火大会にちなんだイベントを企画し、花火からとった種火を使う。富里市は、市内の小中学生と障害者支援施設が協力し、火おこしに臨む。勝浦、いすみ市と大多喜、御宿町は合同で実施。各市町でおこした種火を夷隅特別支援学校で合わせて「夷隅地域の火」とする。

 これらの「市町村の火」は、市原市のスポーツ施設「市原スポレクパーク」に集められる。千葉市内で行われる聖火リレーでは、5区間計約8キロをランナーが走る。大会延期前と同様、普段からパラスポーツの大会が開催されている「千葉ポートアリーナ」や、市障害者福祉センターが入る複合施設「ハーモニープラザ」などを通過する。

 リレーの後には、千葉ポートパークで県の聖火を都内に送り出すセレモニーを開く。当日、市町村の火や県の火を庁舎、障害者施設などで展示する自治体もある。聖火ランナーは選考中で、今後、公表される予定だ。

菜の花モチーフの点火棒、市川工高生が考案

点火棒のデザインを考案した市川工業高校インテリア科の石川さん(県庁で)
点火棒のデザインを考案した市川工業高校インテリア科の石川さん(県庁で)

 県内で8月18日に行われる東京パラリンピックの「聖火フェスティバル」で、火を移動させる時に使う点火棒が完成した。「県の花」である菜の花をモチーフにした装飾が施されている。

 聖火フェスでは、県内全54市町村で行われる採火式、市原市で一つの火となる集火式、千葉市内を巡る聖火リレーなどが予定されている。点火棒はリレーのトーチとは異なるもので、各イベントの火を移す場面で使われる。

 デザインは、県から依頼を受けた市川工業高校インテリア科の生徒6人が考案した。黄色い菜の花の形をした風車や、視覚障害者に音で伝えるための鈴飾りなどをつけた。中心の火を囲う形状は、手をつないで輪になっている人々の姿をイメージしたという。

 点火棒は県庁で報道陣に公開された。原案を作った石川楠桜なおさん(17)は「地元開催のパラに関われたことがうれしい。自分たちのデザインで聖火フェスに参加する人たちが笑顔になってほしい」と話した。

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1953877 0 東京パラリンピック 2021/04/01 14:00:00 2021/04/01 14:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210401-OYT8I50025-T.jpg?type=thumbnail
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