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国際大会中止で「クラス分け」難航、出場断念した選手も…パラ開幕まで2か月

 
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 24日で開幕まであと2か月に迫った東京パラリンピックで、出場に必要なクラス分けの負担が選手に重くのしかかっている。新型コロナウイルスの影響で、クラス分けが行われる国際大会の中止が相次いだためだ。救済措置として大会直前に東京でクラス分けが実施される見通しだが、直前に出場資格がないと判定される可能性もあり、混乱が予想される。

2週間の待機

 「開幕まで3か月を切った時期に2週間、十分に練習できなかったのはつらかった」

 5月下旬、アゼルバイジャンで開かれた国際大会に参加し、帰国後2週間の待機を求められた視覚障害者柔道の正木健人選手(33)は、こう胸の内を明かす。

 同国に遠征したのは、クラス分けの判定を受けるためだ。正木選手は2020年に代表に内定したが、クラス分けの種類が20年末までの期限付きの「R」で、パラの1年延期に伴い、更新が必要となった。コロナ禍で国際大会の中止が相次ぎ、今年3月の国内のクラス分けで再審査が必要と判定されていた。ぎりぎりでクラスを確定させた正木選手は「ホッとしたが、練習計画の遅れに焦りもある」と語る。

 卓球の知的障害クラスでパラ出場が内定している浅野 たかし 選手(19)は今月上旬、スロベニアで行われたクラス分けに参加し、出場資格を得た。

コロナ禍で涙

 クラス分けが間に合わず、涙をのんだ選手も。パラ競泳の松田 天空あんく 選手(19)は19年から急成長し、今年5月の国内大会で派遣基準タイムを突破した。しかし、知的障害で初めて審査を受ける「N」の選手は、半年以上の間隔を空けて2回受ける必要があり、クラス分けが間に合わず、出場を断念した。パラ競泳日本代表の上垣匠監督は大会直後の取材に「彼は非常にレベルの高い選手で、残念で心苦しい。コロナ禍の中でクラス分けが行われなかったことの影響を受けてしまった」と肩を落とした。

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2154443 0 東京パラリンピック2020速報 2021/06/25 05:00:00 2021/06/25 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210624-OYT1I50161-T.jpg?type=thumbnail
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