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サッカー会場・札幌ドーム、1年超かけ感染対策…現場医師「選手が安心してピッチに」

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東京五輪の準備が進む札幌ドーム(札幌市豊平区で)=松本拓也撮影
東京五輪の準備が進む札幌ドーム(札幌市豊平区で)=松本拓也撮影

 東京五輪のサッカー競技が行われる札幌市の札幌ドームで、会場医療責任者を務める神谷智昭医師(43)(千歳市民病院)が読売新聞の取材に応じた。選手や運営スタッフの動線を決めるなど新型コロナウイルス対策の徹底を図り、「選手が安心してピッチに立てるようにしたい」と語った。

札幌ドームの新型コロナウイルス対策を語る神谷智昭医師(北海道千歳市で)=原中直樹撮影
札幌ドームの新型コロナウイルス対策を語る神谷智昭医師(北海道千歳市で)=原中直樹撮影

 責任者に選ばれたのは2018年8月。当時勤務していた札幌医科大(札幌市)が大会組織委員会から、医療ケアを担う「後方支援病院」に指定されたことがきっかけだ。学生時代、サッカーに打ち込み、医師になってから北海道内の大会で医療支援を続けてきた実績を買われた。

 当初は約4万人の観客が入ることを想定し、急病や熱中症対策を中心に準備を進めていた。感染拡大で状況は大きく変わり、「この1年以上、最大の課題はコロナ対策」と振り返る。

 選手の到着から更衣室、グラウンドまでの動線を厳密に設定。選手に接するスタッフは必要最低限の人数に絞る。体調が悪い人を収容する隔離室は選手用、スタッフ用を設け、医師を待機させる。感染が疑われる場合は札幌医科大などの指定病院に搬送する予定で、そのための車両も用意した。

 今月9日に無観客開催が決まったが、医療体制は当初計画を維持し、「より手厚く対処できる」とする。

 整形外科医で、感染症の専門家ではない。Jリーグの対策を参考にしたり、医療関係者と情報交換したりして、知見を深めた。これまで関わってきた中高生の大会が相次いで中止となり、悲しむ子供たちを勇気づけようと、取り組んできた。

 札幌ドームでは開会式に先立って21日から、女子日本代表(なでしこジャパン)など男女10試合が行われる。「コロナ禍でもスポーツを楽しめることを示したい」と力を込めた。

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2214518 0 東京パラリンピック2020速報 2021/07/17 15:00:00 2021/07/17 15:27:44 東京五輪のサッカーの無観客開催が決まった札幌ドーム(10日午前、札幌市豊平区で)=松本拓也撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210717-OYT1I50057-T.jpg?type=thumbnail
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