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「ゼロ距離」の激戦、欧州勢に食い込めるか…車いすフェンシング

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 日本勢がメダルを獲得して注目を集めた五輪のフェンシング。パラリンピックでは、床に車いすを固定して行う「車いすフェンシング」が始まります。強豪の欧州勢に食い込めるか、五輪とはひと味違う激しい戦いに注目です。

1964年大会で「銀」

 車いすフェンシングは第1回ローマ大会(1960年)から採用されている伝統ある競技です。日本が初参加したのは、1964年の東京大会。開会式で選手宣誓した青野繁夫さん(86年に65歳で死去)ら3人が出場したサーブル団体で銀メダルを獲得しています。

「ゼロ距離」の戦い

アジアパラリンピックで行われた車いすフェンシングの試合(2018年10月撮影)
アジアパラリンピックで行われた車いすフェンシングの試合(2018年10月撮影)

 車いすフェンシングは、下肢に障害がある人が参加します。ルールはオリンピックのフェンシングとほぼ同じですが、競技をする床「ピスト」に車いすを固定して戦います。互いの腕の長さに応じて間合いを決め(短い方にあわせる)、手を伸ばせば互いの剣が体に触れあう「ゼロ距離」で試合が行われることが特徴です。

 種目は、胴体だけを突く「フルーレ」、上半身への突きのみが有効となる「エペ」、上半身の突きに加え、斬る動きも加わった「サーブル」の3種類。間合いの駆け引きがないので、開始直後からすぐに激しい攻撃が繰り出されます。お尻が座面のクッションから離れると反則。座ってバランスがとれるかどうかで二つのクラス分けがされています。

 試合はトゥシュ(突き)の先取制によって行われ、いかに相手より早く有効打を積み重ねられるかが決着を分けます。パラリンピックの場合、個人の予選では5トゥシュ、決勝トーナメントは15トゥシュ先取で決着します。

香港出身の金メダリストをコーチに

 現在、競技は約40か国・地域で行われています。伝統的にヨーロッパなどが強豪として知られ、中国や香港も実力をつけてきています。

 日本は、1964年に獲得した銀が唯一のメダルです。2000~08年まで3大会連続で出場していますが、いずれも表彰台を逃し、12、16年大会は出場できませんでした。日本車いすフェンシング協会は、パラ金メダリストで香港の 馮英騏(フンインキィ) 氏をヘッドコーチに招へい。京都に常設の練習拠点を設けるなどして強化を図っています。

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2300467 0 東京パラリンピック2020速報 2021/08/20 15:02:00 2021/08/20 18:18:42 アジアパラリンピックの車いすフェンシング。2018年10月9日撮影 2019年8月25日千葉版「パラ普及へ 高まる熱」掲載 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210819-OYT1I50063-T.jpg?type=thumbnail
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