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パラ開会式で飛び立つ「片翼の小さな飛行機」、主人公は13歳

 
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 東京パラリンピック開会式で選手入場が終わると、メインスタンド側から車いすの女性が登場した。開会式のテーマは「WE HAVE WINGS」。演劇「片翼の小さな飛行機の物語」が始まった。車いすの女性は、主人公の「片翼の小さな飛行機」だ。中央付近のステージに向かう女性の周りで、羽をつけた人たちが踊っている。

 ここは開会式の舞台である「パラ・エアポート」。少女は空を飛ぶことを夢見ている。ただ、翼が片方しかないということで、空を飛ぶことをあきらめている。周りに集まってきた個性的な飛行機やクルーが応援してくれるが、なかなか一歩を踏み出すことができない。

東京パラリンピック開会式で「片翼の小さな飛行機」を演じる和合由依さん(24日、国立競技場で)
東京パラリンピック開会式で「片翼の小さな飛行機」を演じる和合由依さん(24日、国立競技場で)

 主人公を演じるのは公募で選ばれた13歳の 和合(わごう)由依(ゆい) さん。先天性の羊膜索症候群、関節拘縮症による上肢下肢の機能障がいがあるが、「セレモニーキャストになって、今まで出会えた人たちに、今の自分を見てほしかった」という思いでオーディションに参加した。

 飛ぶことを 躊躇(ちゅうちょ) し、落ち込んでいる「片翼の小さな飛行機」は、エアポートの外の世界で今までに見たことのない乗り物たちに出会う。光るトラック「デコトラ」から登場するのは、ギタリスト 布袋(ほてい)寅泰(ともやす) さん率いるロックバンド。国立競技場の足元から響く、その音楽に合わせて、光るトラックの仲間たちが自信に満ちあふれて踊る姿に勇気をもらった少女は、自ら一歩を踏み出す決意を固めた。

 パラ・エアポートに戻ってきた少女は、夜の滑走路を明るく照らす仲間たちに支えられて滑走路を走り始める。どこからともなく「風のダンサー」が現われ、その風に乗った少女は空に飛び立った。

 和合さんは自分の力だけで走り切ろうと、この日のためにトレーニングに励んできた。劇中で脇を固めた出演者にも、様々な障害を持つパフォーマーが参加した。

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2311580 0 東京パラリンピック2020速報 2021/08/24 22:36:00 2021/08/24 23:57:01 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210824-OYT1I50134-T.jpg?type=thumbnail
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