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[競泳]14歳山田が決勝へ…100背

 
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競泳女子100メートル予選、決勝進出を決めた山田美幸=原田拓未撮影
競泳女子100メートル予選、決勝進出を決めた山田美幸=原田拓未撮影

 女子100メートル背泳ぎ(運動機能障害S2)の山田美幸(WS新潟)は、2分34秒35の予選全体3位で決勝に進出した。男子100メートルバタフライ(知的障害)の山口尚秀(四国ガス)、同50メートル平泳ぎ(運動機能障害SB3)の鈴木孝幸(ゴールドウイン)はともに予選全体5位で通過。女子100メートルバタフライ(知的障害)の木下萌実(宮前ドルフィン)も全体7位で決勝に駒を進めた。

 日本選手団最年少の14歳、山田美が日本パラ競泳陣のトップを切って登場。100メートル背泳ぎで全体3位のタイムをマークし、「とても緊張したけれど、楽しめた。気持ち良く泳げた」。目指すメダルに向け、まずは順調に歩みを進めた。

 生まれつき両腕がなく、両脚も長さが違うハンデがあるため、2番目に障害の重いクラスで戦う中学3年生。初めてのパラリンピックのレースは、「水に入った瞬間にがくがく震えた。緊張を心だけでなく、体でも感じたのは初めてでびっくりした」。それでもスタートでリードを奪うと、巧みに水中姿勢をとって、障害のある体のバランスを保つ泳ぎを披露。1メートル40の体を存分に使って、全力で最後まで泳ぎ切った。

 ぜんそくを直すため、5歳で競泳を始めたが、大会での実績は少なく、全国的には注目されない存在だった。両腕がない分、エンジンとなる両脚を力強く使う泳ぎを地道に磨くと、記録は急上昇。2020年に障害の重いクラスに変更されたことも味方し、今季の世界ランキング2位と堂々のメダル候補となるまで成長した。

 決勝では世界記録保持者でパラ金メダリストの女王イップ(シンガポール)に挑む。「決勝でも楽しく、気持ちよく泳ぐこともそう(大事)だけれど、今よりもっと良いタイムが出るように頑張りたい」。記録と順位を貪欲に狙うつもりだ。(畔川吉永)

  ■出場5度目

5度目のパラに臨んだ鈴木は全体5位で決勝に進んだ。1位と2秒40差だったが、「設定タイムはなく、決勝に残れればと思っていた。残れたので良かった」と振り返った。北京で金、ロンドンで銅と2大会連続でメダルを獲得した種目だが、リオデジャネイロでは4位に終わった悔しさがある。夜の決勝に向け、「表彰台に戻れるように頑張りたい」と誓った。

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2313558 0 東京パラリンピック2020速報 2021/08/25 15:00:00 2021/08/25 16:24:42 競泳女子100メートル予選 決勝進出を決めた山田美幸(25日、東京アクアティクスセンターで)=原田拓未撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210825-OYT1I50078-T.jpg?type=thumbnail
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