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日本が金メダルに向けて白星発進 “殺人球技”は実は男女混合…車いすラグビー

 
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 パラリンピック車いすラグビーは25日、初の金メダルを狙う日本が初戦でフランスを53-51で破り、白星発進した。車いすが鈍い音を立ててぶつかり合う肉弾戦は「Murderball(マーダーボール、殺人球技)」の異名をとるが、実は男女混合の競技で、猛者の男子に混じって女子選手がプレーする。

車いすラグビー1次リーグ初戦でフランスを破り、喜ぶ倉橋香衣(中央)ら(25日、国立代々木競技場で)
車いすラグビー1次リーグ初戦でフランスを破り、喜ぶ倉橋香衣(中央)ら(25日、国立代々木競技場で)

 女子選手として日本車いすラグビー史上初めてパラリンピックのコートでプレーした倉橋 香衣(かえ) (30)(商船三井)は、「いつも(の試合)と同じように楽しめた。緊張感は個人としては感じなかった」とけろりとした表情だった。

 2011年にトランポリンの練習中に 頸髄(けいずい) を損傷。リハビリで車いすラグビーと出会い、17年に日本代表に初めて選ばれた。

 車いすラグビーは、障害の重さに応じて最も重い0・5点から最も軽い3・5点まで0・5点刻みの「持ち点」がそれぞれの選手に与えられ、コート上の4人の合計は8点以内にしなければならない。0・5点の倉橋は、速さはないが、「ローポインター」としてディフェンスでの役割が任せられている。女性が1人入ると、チーム合計は8・5点まで許され、運動能力の高い選手を同時に起用できることから、戦術の幅が広がるのだ。

 フランス戦では、第1、2ピリオドは日本が追いかける展開。流れが日本に傾いてきた第3ピリオドでは、ロングパスを使うなどの攻めで41-41の同点とすると、第4ピリオド終盤に、この試合で初めてリードを奪って逃げきった。最後の苦しいところで日本の堅いディフェンスからの攻撃が実を結んだ。チームでつかんだ勝利だった。

 日本は2016年リオ大会で銅メダル。2018年の世界選手権ではリオ金メダルの豪州を破って初優勝した。今大会の目標はもちろん金メダルだ。

 26日の第2戦では、初戦で豪州を破ったデンマークと対戦する。倉橋は「次もチームでやってきたことをやるだけ。しっかり休んで、明日に備えたい。今日はよく寝られそう」と話した。

車いすラグビー1次リーグのフランス戦で、相手選手と激しくボールを奪い合う池透暢(下)(25日、国立代々木競技場で)
車いすラグビー1次リーグのフランス戦で、相手選手と激しくボールを奪い合う池透暢(下)(25日、国立代々木競技場で)

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2314641 0 東京パラリンピック 2021/08/25 23:32:00 2021/08/25 23:32:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210825-OYT1I50195-T.jpg?type=thumbnail
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