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パラ平泳ぎ・鈴木孝幸、鍛え上げた腹筋で「銅」…4位と0・1秒差で2大会ぶりメダル

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 東京パラリンピックは第2日の25日、競技がスタートした。競泳男子50メートル平泳ぎ(運動機能障害)では、鈴木孝幸(34)(ゴールドウイン)が49秒32で銅メダルを獲得した。

銅メダルを獲得し喜ぶ鈴木孝幸選手(25日)
銅メダルを獲得し喜ぶ鈴木孝幸選手(25日)

 ベテラン復活のカギは、鍛え上げた腹筋にあった。生来の負けん気の強さに、進化した体が加わり、メダルなしで終わった2016年リオデジャネイロ大会の雪辱を果たした。

 12年ロンドン大会までの3大会で金を含む5個のメダルを取った。無冠で終わったリオ大会のレース後、選手村で代表チームの専属トレーナー小泉圭介さん(50)を訪ねた。「僕にまだ伸びしろはありますか」

 返ってきたのは「腹筋を鍛えればいい」との助言だった。意外だった。腹部には適度な脂肪があった方が浮力を得られると思い込んでいたためだ。

 両脚の太ももから先がなく、右腕も肘から先がない。背筋は鍛え抜いていたが、腹筋とのバランスがとれていなかった。「改善点があるなら、やってやろう」

 小学1年で初めて水泳教室に行った時、同年代の子に「なんで腕がないの?」と聞かれ、「えっ、あるじゃん」と短い方の右腕を上げて見せた。学校でも物おじせず、腕に靴をはめてサッカーに参加した。

 この持ち前の負けん気の強さで、リオ後は徹底的に腹筋を鍛えた。両脚が短いためチューブで骨盤を固定して上体を起こすトレーニングを黙々と繰り返した。

 この日、引き締まった体でレースに臨み、4位とは0・1秒差で手に入れた2大会ぶりのメダル。「表彰台に戻りたかった。タイムは遅いが、メダルを取れたので良かった」と喜んだ。

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2314958 0 東京パラリンピック2020速報 2021/08/26 01:54:00 2021/08/26 06:12:12 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/t-suzuki.jpg?type=thumbnail
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