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鈴木 リオの雪辱…競泳 50平「銅」 0秒10差競り勝つ

 
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競泳男子50メートル平泳ぎ決勝で力泳する鈴木孝幸=原田拓未撮影
競泳男子50メートル平泳ぎ決勝で力泳する鈴木孝幸=原田拓未撮影

 競泳陣の主将を務める34歳の鈴木。4位と0秒10差という激戦の末に獲得した銅メダルには、冷静な取り組みが生かされた。

 午前中の予選を5位で通過した。「後半は少し余力を残して、フォームを意識した泳ぎをした」という。息継ぎのタイミングを途中で4ストロークに1回から2ストロークに1回に変え、余裕を持った泳ぎを実践。理想のフォームを確認すると、決勝では一貫して4ストロークに1回の息継ぎに変更し、勝負をかけた。

 世界新記録を出した1位選手が抜け出す中、メダル争いは激戦。最後まで粘り通し、3位を確保したのは、予選での準備が生きたと言える。4位のイタリア選手には、2016年のリオデジャネイロ大会では0秒04届かずに負け、逆に自分が4位となっていた。「今回は勝ててよかった。この種目は表彰台に戻りたかった」。過去に金と銅を取った種目でカムバックを果たし、実感を込めた。

 13年から英国を練習拠点とし、現地のコーチの指導を受けてきた。コロナ禍では施設が閉鎖となり、帰国を余儀なくされた時期もあったが、感染が少し落ち着くと再び英国に戻った。先行きの見えない状況でも、自身の成長につながると信じた道を貫いてきた。

 高校3年の時に初出場した04年のアテネから5大会連続出場で、通算6個目のメダル。目前で20歳下の山田が銀メダルを獲得しており、「自分で流れを止めたくなかった。明日以降もチーム全体がいいタイムを出せれば」。ベテランが自国開催で頼もしい姿を見せた。(帯津智昭)

初出場山口4位

 初出場の山口がスタートから勢いよく飛び出し、自己ベストを0秒67縮める57秒11の好タイムで4位に食い込んだ。3位との差はわずか0秒21だっただけに、20歳の新鋭は「あともうひと踏ん張りでメダル獲得だった。反省点を見つけて、今後の競技につなげたい」と前向きに語った。世界記録を持つ100メートル平泳ぎでの金メダル獲得に向け、弾みのつく初戦だった。

木下、健闘7位

 女子100メートルバタフライで7位と健闘した木下は「初めてのパラリンピックなので、決勝に出られればOKだと思った。うれしかった」と充実した表情を見せた。5月にマークした日本記録の1分10秒09にあと0秒16と迫る好タイムだった。水に顔をつけるのが怖かったことを克服しようと始めた水泳で、最高の舞台までたどり着いた。

東海林、決勝進めず

 知的障害クラスのエース、東海林は100メートルバタフライで予選11位に終わり、決勝に進めなかった。日本記録である自己ベストの55秒68から3秒近くも遅い58秒44にとどまった。「非常に残念です。自国開催でプレッシャーはあった。(今後の種目に向け)ストロークをもっと力強くしたい」。何度も顔をしかめ、悔しさをあらわにしていた。

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2314831 0 東京パラリンピック2020速報 2021/08/26 05:00:00 2021/08/26 06:26:50 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/yk-suzuki.jpg?type=thumbnail
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