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出ずっぱりの主将、池がようやく休めた! 車いすラグビー2連勝で日本が準決勝進出に大きく前進

 
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 東京パラリンピックの車いすラグビーは26日、1次リーグA組の日本がデンマークを60-51で破って開幕から2連勝とし、各組上位2チームによる準決勝進出に大きく前進した。2点差で競り勝った前日のフランス戦は、立ち上がりにミスが目立った日本だが、この日の序盤は堅いディフェンスで相手のミスを誘うと、速攻から得点を重ねて開始5分で早くも4点差をつけた。

 ここまで2試合、ほぼ出ずっぱりでチームをまとめているのが主将の池 透暢(ゆきのぶ) (41)(日興アセットマネジメント)だ。

 一般のバスケットボールと同じ28メートル×15メートルのコートで、ロングパスに激しいタックルにトライにと縦横無尽の活躍。第1ピリオド4分には、フロントコートの左コーナーで相手ディフェンスに囲まれながらも片手でパスを受けると、体勢を崩しながらリターンパスを味方に送ってトライにつなげる好プレーを見せた。

 19歳の時、ドライブ中の交通事故が原因で、全身の7割以上をやけどして左脚を失った。自らの中で生きる意味すら失っていた時に、同じ事故で友人が亡くなっていたことを知り、「いなくなった友人たちの分まで、自分の人生を前に進めよう」と決意した。約2年半の入院中に、皮膚の移植など手術は40回に及んだ。体中に生々しい傷痕が残ったが、気持ちは揺るがなかった。

 パラスポーツと出会い、車いすバスケットボールから32歳で車いすラグビーに転向。2015年に主将に就任した。「主将タイプではない。だけど、逃げないことが成長につながると、経験で分かっていたから」と、代表12人中5人がパラ初出場の代表チームをまとめる。

 チーム最多の20トライを挙げた初戦は32分間のフル出場。この日の2戦目は、日本が10点差をつけた第4ピリオド残り3分に、ようやくベンチに下がることができた。「ベンチで指示を出してくれる仲間を信じて、コートで自分の仕事をするだけ。やるべきことを最後までやり抜けば奇跡はたくさん起きる」と臨む今大会。16年リオデジャネイロ大会の銅メダルを超える金メダルがチームの目標。27日には準決勝進出をかけて世界ランキング1位の豪州とぶつかる。(読売新聞オンライン)

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2316832 0 東京パラリンピック2020速報 2021/08/26 17:23:00 2021/08/26 17:23:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210826-OYT1I50116-T.jpg?type=thumbnail
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