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63歳宮路、夫婦でつかんだ7位入賞…感謝の言葉は「まだ言えへん」

 
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 東京パラリンピックは26日、馬術が行われた。2016年リオデジャネイロ大会に続く2大会連続出場の宮路満英(63)(リファイン・エクインアカデミー)が個人規定(障害2)に出場し、66・824点で7位に入った。脳卒中による高次脳機能障害のため、競技中に指示を出す「コマンダー」として付き添ってきた妻の裕美子さん(63)と二人三脚で挑んだ。入賞は喜びだが、8位以内となったことで30日の個人自由演技への出場も決まり、「もう少し頑張らないとあかんから、(ありがとうは)まだ言えへん」。愛妻への感謝の言葉はあと数日取っておくつもりだ。

 日本中央競馬会の調教助手だった2005年、厩舎で脳卒中のため倒れた。右半身にまひが残り、リハビリで馬に乗り始めた。その後に競技を始め、力を伸ばしてきた。前回のリオでは最下位の11位。東京大会に向けて、競技に使う馬がいる欧州と日本を行き来しながら練習に取り組んできた。新型コロナウイルスの影響で約3か月間、馬に乗れない時期もあったが、自宅で体幹の強化に励んだ。「前回のリオでは十分な力が出せなかった。できれば3位が目標。美しい馬との共演を見てほしい」と意気込み、この日を迎えた。

馬術個人規定に出場した宮路満英と「コマンダー(経路指示役)」の妻・裕美子さん(26日、馬事公苑で)
馬術個人規定に出場した宮路満英と「コマンダー(経路指示役)」の妻・裕美子さん(26日、馬事公苑で)

 出場したのは障害の程度が2番目に重いクラス。右腕をゴムで体に固定すると、左手で手綱を握り、馬場の横で経路や馬の歩法を指示する裕美子さんの大声を頼りに、馬を斜め歩きさせたり、弧を描いたりと、息の合った演技を披露した。

 馬が意図に反して走り出してしまうハプニングがあったものの、宮路は「まあまあだった。リオの時は僕自身の乗る力が無かった。その時よりは良かった」と納得した様子だった。報道陣の取材場所に付き添った裕美子さんも「リオの時はまだ、馬に乗せてもらっている感じだったけど、(今回は)技術でやっている」と評価し、「夫婦で出られてよかった」と話した。

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2317053 0 東京パラリンピック 2021/08/26 20:15:00 2021/08/26 21:27:01 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/t-miyadi2.jpg?type=thumbnail
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