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63歳宮路7位 妻の声頼り トラブル耐えた…馬術・個人規定

 
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 個人規定(障害2)で、宮路満英(リファイン・エクインアカデミー)が7位、吉越奏詞(アスール乗馬ク)は10位だった。同(障害4)の高嶋活士(ドレッサージュ・ステーブル・テルイ)は14位。

馬術個人規定に出場し、7位に入った宮路満英(右は指示役の妻・裕美子さん)
馬術個人規定に出場し、7位に入った宮路満英(右は指示役の妻・裕美子さん)

 アクシデントに負けず、63歳の宮路が14歳の愛馬「チャーマンダー」と息を合わせ、7位に食い込んだ。温厚な性格で仲間に「みやじい」と呼ばれるベテランは「おおきに」と、馬を優しくねぎらった。

 日本中央競馬会(JRA)の調教助手だった2005年に脳卒中で倒れ、高次脳機能障害と右半身まひの後遺症が残った。リハビリとして始めた馬術で、本格的に競技の道へ。障害のため経路を記憶することが難しく、馬場の近くで演技課目を読み上げるコマンダー(指示役)が必要だ。同学年の妻、裕美子さんがそれを担い、二人三脚で競技人生を歩んできた。

 自由の利かない右腕をテープで胴体に固定するが、この日は演技途中でテープが突然外れた。振動する馬上で右腕は大きく揺れ、左手で綱を必死に操作してバランスを保った。裕美子さんが懸命に声を上げ、宮路とチャーマンダーはゆっくりとした 常歩なみあし から 速歩はやあし とスムーズに移り、円を描く動きもこなした。

 30日には、今回の上位8人による個人自由演技に臨む。「(妻には)ありがとうやけど、まだまだ。もう少し頑張らないとあかん」。穏やかな笑みを浮かべ、先をしっかりと見据えた。(畔川吉永)

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2317844 0 東京パラリンピック 2021/08/27 05:00:00 2021/08/27 05:00:00 馬術個人規定に出場した宮路満英選手と指示役の妻・裕美子さん(26日、馬事公苑で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210827-OYT1I50011-T.jpg?type=thumbnail
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