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鈴木「金」 パラ日本1号 100自、富田「銀」 400自…競泳

 
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 東京パラリンピックは第3日の26日、競泳男子100メートル自由形(運動機能障害)で鈴木孝幸(34)(ゴールドウイン)が1分21秒58のパラ新記録をマークし、今大会の日本勢第1号となる金メダルを獲得した。日本勢の金は全競技を通じて2012年ロンドン大会以来2大会ぶり。

競泳男子100メートル自由形で金メダルを獲得した鈴木孝幸(26日、東京アクアティクスセンターで)=泉祥平撮影
競泳男子100メートル自由形で金メダルを獲得した鈴木孝幸(26日、東京アクアティクスセンターで)=泉祥平撮影

 5大会連続出場の鈴木は、前日の50メートル平泳ぎの銅に続き今大会2度目の表彰台で、自身通算7個目のメダル。金は08年北京大会以来の2個目となった。

競泳男子400メートル自由形で銀メダルを獲得し、笑顔を見せる富田宇宙
競泳男子400メートル自由形で銀メダルを獲得し、笑顔を見せる富田宇宙

 男子400メートル自由形(視覚障害)では、初出場の富田 宇宙うちゅう (32)(日体大大学院)が4分31秒69のアジア新記録で銀メダルに輝いた。

突き上げた左腕

 残り20メートルを切り、隣のレーンで泳ぐ先頭のスピードが落ちてきた。「自分のテンポを崩さない」。冷静に受け止めた鈴木は、肘から先がない右腕、指が3本だけの左腕によるストロークと、付け根付近までしかない両脚によるキックをよどみなく続けた。ゴール手前で逆転。左腕を突き上げた。

 2004年アテネ大会から連続出場し、08年北京大会の50メートル平泳ぎで金メダルを獲得。しかし、前回のリオデジャネイロで初めてメダルなしに終わった。引退も頭をよぎる中、目に焼き付いている景色があった。北京での経験だ。表彰台の真ん中で拍手を浴びる。「あの光景は金メダルを取らないと見られない」。高揚感と達成感に包まれたあの感慨が34歳を突き動かす。

 無念のリオ大会から体作りを見直し、さらに得意の50メートル平泳ぎだけでなく、自由形で新たな可能性も模索。一定のペースで3キロ泳ぐ持久系のトレーニングに力を入れた。この不断の努力が、最後の粘りに生かされた。

 今大会の招致活動に携わり、現在は国際パラリンピック委員会(IPC)のアスリート委員に日本人で唯一、立候補している日本パラ界の第一人者。「進歩が実感できると励みになり、やる気にもなる。そういう積み重ねでここまで来た」と喜びをかみ締めた。(帯津智昭)

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2317958 0 東京パラリンピック2020速報 2021/08/27 05:00:00 2021/08/27 05:00:00 競泳男子100メートル自由形で金メダルを獲得した鈴木孝幸(26日、東京アクアティクスセンターで)=泉祥平撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210827-OYT1I50037-T.jpg?type=thumbnail
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