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新鋭 瀬戸「銅」…柔道・男子66キロ

 
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 男子66キロ級で、瀬戸勇次郎(福岡教育大)が3位決定戦でジョージア選手に一本勝ちし、銅メダルに輝いた。女子48キロ級の 半谷はんがい 静香(トヨタループス)は3位決定戦で敗退。準決勝で敗れた女子52キロ級の藤原由衣(モルガン・スタンレー・グループ)も3位決定戦でメダルを逃した。男子60キロ級の平井孝明(熊本県立盲学校教)は敗者復活戦で敗れ、7位だった。

豪快 内股すかし

柔道男子66キロ級3位決定戦、ジョージア選手(下)に内股すかしで一本勝ちした瀬戸勇次郎
柔道男子66キロ級3位決定戦、ジョージア選手(下)に内股すかしで一本勝ちした瀬戸勇次郎

 技ありで先行されても、瀬戸はひるまない。自ら仕掛けて返された結果。流れは来ていた。すぐに技ありを取り返すと、最後は相手の内股に反応。右脚を抜き、そのまま豪快に押し倒す「内股すかし」の一本で銅メダルを決めた。「めっちゃうれしい。前に出るほかないと思ったので」。畳を下り、笑みがこぼれた。

 男子66キロ級といえば、東京五輪で金メダルに輝いた阿部 一二三ひふみ (パーク24)が代表の座をかけて丸山城志郎(ミキハウス)と激闘を演じた階級だ。パラでも、男子はこの階級だけ国内選考が難航。新鋭の瀬戸に立ちはだかったのが、パラ3大会王者、46歳の藤本聡(徳島視覚支援学校職)だった。

 瀬戸は先天性の弱視だったが、健常者柔道から転向したのは高校3年の2017年。大ベテランの藤本に対し、当初は全く歯が立たなかったものの、正統派の投げるスタイルが、組み合って始めるルールにすぐなじんだ。直接対決で2連敗後に4連勝。国際大会でもポイントを重ね、今年6月、ようやく内定をつかんだ。昨年、コロナ禍で大学の道場が閉鎖された中、前向きに走り込みで脚力を鍛えられたのも、「最後まで争っていたからモチベーションを保てたかな」。

 感慨に浸ったのもつかの間、「やっぱり君が代が聴きたかった」。21歳の若きエースは、パリで金メダルを目指す。(波多江航)

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2320810 0 東京パラリンピック 2021/08/28 05:00:00 2021/08/28 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210828-OYT1I50015-T.jpg?type=thumbnail
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