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男子幅跳び 山本4位…陸上

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 男子走り幅跳び(義足T63)は、山本篤(新日本住設)が6メートル75のアジア新記録で4位、小須田潤太(オープンハウス)が5メートル95で7位に入った。女子走り幅跳び(義足T64)は、中西麻耶(阪急交通社)が5メートル27で6位、高桑 早生さき (NTT東日本)が4メートル88で8位だった。女子400メートル(上肢障害T47)の辻沙絵(日体大助教)は58秒98で5位。男子5000メートル(車いすT54)の樋口政幸(プーマジャパン)は8位だった。

最高のジャンプ アジア新6メートル75

陸上男子走り幅跳び、5回目の跳躍でアジア新を出した山本篤
陸上男子走り幅跳び、5回目の跳躍でアジア新を出した山本篤

 あと一歩のところでメダル獲得を逃しても、山本にとっては「最高のジャンプをするという目標は達成できた」戦いだった。ハキハキとした言葉の一つひとつは、負け惜しみでも何でもなかった。

 1本目から「自己ベストに近いジャンプ」を積み重ねて迎えた5本目、アジア新記録の6メートル75をマークし、一時は3位に躍り出た。

 高校生だった2000年にバイク事故で左太ももを切断し、高校卒業後に陸上を始めた。活躍しても、五輪のアスリートに比べて自身に対する世間の反応は鈍い。障害者スポーツの地位向上を目指し、「五輪は成功を続けている世界最高の大会。東京で、パラが盛り上がるタイミングを作れたらいい」と考えた。39歳。「僕たちの世代は、もう少しで引退。20歳くらいの子たちは10年くらい、現役の時間がある。彼らがしっかり競技生活を送れる環境を作りたい」と願っていた。

 「多くの人がテレビで見てくれていると信じてジャンプした」東京大会で、限界がまだ先にあることを示してみせた。心の底から、「しっかり調整できて、最高の日を迎えられた」と言えた。(畔川吉永)

中西6位 跳躍ズレ

陸上女子走り幅跳び、5メートル27で6位になった中西麻耶
陸上女子走り幅跳び、5メートル27で6位になった中西麻耶

 4度目のパラ大会は「今までの中で一番、苦しい戦い」。2019年世界選手権の女王。20年の日本選手権で5メートル70をマークし、自身の持つアジア記録を更新した。助走の改良に力を注いだが、うまく跳躍につなげる感覚をつかめないまま本番を迎えていた。

 しかし、表情に湿っぽさはなかった。優勝者は6メートル16で、2位は6メートル11。中西が言う。「このクラスは男子で言うと(8メートルジャンパー)マルクス・レーム選手がすっげえヒーローって感じ。女子は混戦で、誰が勝っても世界記録を出してもおかしくない。『見応えは一番ある』と胸を張れる」。世界のレベルアップは望むところ。だから、「ちゃんと準備して(次の)世界選手権に行きたい」と誓った。(畔川吉永)

辻メダルならず

 辻のこの種目での2大会連続メダルはならなかった。同じクラスに走力のある選手が増え、リオデジャネイロ大会時よりも、レベルが上がっていた。フォームの細かい修正や、それまでつけていた右腕の義手を外すなど試行錯誤を繰り返し、成果も表れていたが、表彰台は遠かった。「コロナ禍の中で無事に大会を開催してもらい、感謝の気持ちでいっぱい」との思いで臨んだ大会で全力は尽くした。

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2323115 0 東京パラリンピック2020速報 2021/08/29 05:00:00 2021/08/29 06:34:41 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/t-yamamoto-1.jpg?type=thumbnail
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