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鈴木 安定の水進力…競泳 男子200自「銀」

 
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将棋の「金」言 力み消えた

 鈴木が銀、富田が銅で、今大会の日本勢のメダルは計8個となった。富田と同じ種目に出場した木村敬一(東京ガス)は5位。女子50メートル背泳ぎ(運動機能障害S5)の成田真由美(横浜サクラ)は6位だった。男子50メートル背泳ぎ(運動機能障害S5)の日向楓(宮前ドルフィン)と同200メートル個人メドレー(視覚障害SM13)の斎藤元希(国士舘大院)は、いずれも決勝に進めなかった。

競泳男子200メートル自由形決勝で力泳する鈴木孝幸(上)=原田拓未撮影
競泳男子200メートル自由形決勝で力泳する鈴木孝幸(上)=原田拓未撮影

 100メートル自由形の金、150メートル個人メドレーと50メートル平泳ぎの銅に200メートル自由形の銀が加わり、全ての色のメダルがそろった。鈴木が「狙って取れるわけではないので、たまたま。幸運をありがたくちょうだいしたい」と笑った。

 前半から攻めるつもりで飛び込み、100メートルのターンで先頭のイスラエル選手に大差をつけられていると確認したが、「気にせず、自分のペースで行こう」と慌てなかった。力みのないストロークで安定した泳ぎを続け、2位を守った。

 34歳。自身に対する観察眼が鋭く、気持ちの切り替えがうまい。

 26日に13年ぶりの金を獲得し、28日の150メートル個人メドレーのレース前に、「多少、安心して、ちょっと緊張感が薄れている感じがあった」という。自覚していれば、修正はできる。2日後、今大会4度目の出番では「いつも通りに戻っていた」そうだ。

 中学生の頃からテレビの将棋番組を見るのが好きだった。練習拠点を英国に移してからはオンラインで将棋を楽しむようになった。

 「よく羽生善治九段が言っているのは『良くも悪くも忘れることだ』。一局一局(の結果)に左右されないということなのかな」。これが、自らの競技人生にちょっとしたヒントを与える。「自分のレースでも、ちゃんと振り返りつつも一つひとつの結果に対し、あまり一喜一憂しないのは、継続してやっていく上で大事なことだと思った」

 目標として掲げてきたのは、エントリー全5種目でのメダル。「常に金色、いい色を目指している」と鈴木。あと一つ。最高の締めくくりを思い描いている。(帯津智昭)

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2327770 0 東京パラリンピック2020速報 2021/08/31 05:00:00 2021/08/31 05:00:00 競泳男子200メートル決勝、優勝したイスラエル選手(上から2人目)と先頭争いをする鈴木孝幸(上)(30日、東京アクアティクスセンターで)=原田拓未撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210830-OYT1I50192-T.jpg?type=thumbnail
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