アフガン選手出場に拍手…陸上・ラスーリ、急きょ幅跳び
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アフガニスタン情勢の悪化で東京パラリンピックへの参加が危ぶまれていた陸上男子のホセイン・ラスーリ選手(26)が31日、走り幅跳びに出場し、大きな拍手で迎えられた。
ラスーリ選手は今月20日過ぎ、テコンドー女子のザキア・クダダディ選手(22)とともに母国からパリに避難。フランス国立スポーツ体育研究所で調整を続け、28日夕に羽田空港に到着した。
本来予定していた陸上100メートルは終了していたため、国際パラリンピック委員会の特例で、別種目での参加を果たした。畑違いの競技とあって、踏み切りがやや乱れたが、助走では短距離選手らしいスピード感を見せた。出場できた喜びをかみしめるように、爽やかにレーンを駆け抜けた。
クダダディ選手は9月2日のテコンドー49キロ級への出場を予定している。