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弓の達人、邪念払えず「情けないよ」…スタッツマン9位

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 足で弓を持つアーチェリー男子コンパウンドのマット・スタッツマン(38)(米)。自身3度目のパラリンピックはリオデジャネイロ大会と同じ9位に終わり、悔しさをあらわにした。「情けないよ。矢をコントロールできなかった」

アーチェリー男子コンパウンドのマット・スタッツマン
アーチェリー男子コンパウンドのマット・スタッツマン

 生まれつき両腕がなく、日常生活の全てを足でこなしてきた。競技を始めたのは2010年。当時は専業主夫だった。「狩猟が出来るようになれば、家族を養えると思ったんだ」。そんな動機だったが、競技者として才能を開かせる。右足で弓を持ち、肩に装着した補助器具と顎を使って矢を射る独特のスタイルで、12年ロンドン大会銀メダル。健常者の大会の米国代表にも選ばれるなど、アーチャーとしての地位を確立した。

 リオ大会の雪辱を果たすため、大幅な減量に取り組み、メンタルトレーニングも取り入れてきた。精神力が大きく左右する競技。頂点への渇望、周囲の期待――。邪念をはらいのけることができなかった。

 ただ、パラリンピックへの思いは変わらない。「腕がなくても、こんなにもハイレベルな戦いができる。『誰だって、何だってできる』ってことを伝えたいんだ。僕はまだ終わらないよ」。3年後の活躍を誓い、弓の名手が会場を去った。(後藤静華)

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2331478 0 東京パラリンピック2020速報 2021/09/01 15:00:00 2021/09/01 15:00:00 アーチェリー男子コンパウンド個人に出場した米国のマット・スタッツマン(31日、夢の島公園アーチェリー場で)=泉祥平撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210901-OYT1I50091-T.jpg?type=thumbnail
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