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「重圧も3倍」の本拠地パラ、車いすテニス・国枝慎吾がライバル撃破で準決勝へ

 
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 東京パラリンピックは1日、車いすテニスの男子シングルス準々決勝が行われ、日本の国枝慎吾(ユニクロ)は2―0でステファン・ウデ(フランス)を下し、4強入りした。シングルスで自身3個目の金メダルを目指す37歳のレジェンドが、5年前のリオデジャネイロ大会でつまずいた準々決勝を乗り切った。

車いすテニス男子シングルスで、フランスの選手を破って準決勝に進んだ国枝慎吾(1日、有明テニスの森で)
車いすテニス男子シングルスで、フランスの選手を破って準決勝に進んだ国枝慎吾(1日、有明テニスの森で)

 50歳のウデとの対決は、2012年ロンドン大会決勝の再現カードだ。これまで4大大会などでも再三顔を合わせており、手の内を知り尽くす同士の戦いだった。

 国枝は第1セットの序盤、相手の強打に押され、サービスゲームをたて続けに落とした。3ゲーム差を追う第8ゲームから反撃開始。ラリーで主導権を握り、チャンスボールを確実に決めて接戦に持ち込んだ。迎えたタイブレイクは、先にセットポイントを握って優位に立ち、最後は鋭いサーブがミスショットを誘った。

 1時間27分に及んだ第1セットの攻防を制すると、第2セットは立ち上がりの3ゲーム連取したリードを守りきった。ウデのダブルフォルトで決着がつくと、両拳を握り、叫びをあげて大喜びした。そしてネットを挟んで、長年のライバルと笑顔で健闘をたたえ合った。

 「いやぁ、苦しい試合。相手のフォアハンド(のショット)が強烈だった。リードされた後、こちらから(攻撃を)仕掛ける展開にできた」と、国枝は試合を振り返った。

 2008年北京大会から2大会連続でシングルスの金メダルに輝いた国枝も、16年リオ大会は8強止まり。返り咲きを期して今大会に臨んでいる。「ホームでのパラリンピックは、無観客ではあるけれども、テレビを通しての声援が力になる。その分、重圧も3倍くらいあるけど、それを乗り切って勝った時の喜びは、これ以上ない」。最後は声が震えていた。かなり体力を消耗したはずだが、気持ちのうえでは勢いに乗れそうな白星だ。(読売新聞オンライン)

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2331788 0 東京パラリンピック 2021/09/01 15:16:00 2021/09/01 16:32:42 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210901-OYT1I50112-T-e1630477921491.jpg?type=thumbnail
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