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木村、0秒56差「銀」…競泳100平

 
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競泳男子100メートル平泳ぎ決勝、力強い泳ぎを見せた木村敬一(1日、東京アクアティクスセンターで)=泉祥平撮影
競泳男子100メートル平泳ぎ決勝、力強い泳ぎを見せた木村敬一(1日、東京アクアティクスセンターで)=泉祥平撮影

 木村敬一(東京ガス)の男子100メートル平泳ぎ(視覚障害SB11)での銀は、2012年ロンドン大会の銀、16年リオデジャネイロ大会の銅に続く3大会連続のメダルとなった。男子200メートル個人メドレー(運動機能障害SM9)決勝では山田拓朗(NTTドコモ)が8位。女子200メートル個人メドレー(運動機能障害SM9)の宇津木 美都みくに (大体大)、女子100メートル平泳ぎ(視覚障害SB13)の辻内彩野(三菱商事)、男子50メートル自由形(運動機能障害S5)の日向楓(宮前ドルフィン)は、いずれも予選で敗退した。

本命100バタへ手応え

 木村は右隣のオランダ選手と並んだまま終盤へ。残り5メートルでわずかにリードを許したが、全盲の木村には見えていない。そのままゴールし、0秒56差で銀メダル。「(差は)わかっていなかった。あとから聞いたら、ちょっと悔しいかな」。自身初の金を逃した形となったが、落ち込んだ様子はなかった。

 スタートの反応時間はオランダ選手らに次ぐ0秒67で、50メートルのターンではトップだった。パラリンピック通算7個目のメダルと1分11秒78の好記録に、「久しぶりの11秒台で満足している。(今大会)初めてメダルを取れたので、ホッとした」と振り返った。

 2歳の時に網膜 剥離はくり によって失明した木村は、人の泳ぎをまねたり、自分の泳ぎを映像で確認したりするのに、「目が見えれば」と思ったことはある。その一方で、パラ競泳に対する自負がある。「目が見えなかったり、手がなかったりしても、これだけのパフォーマンスができる。人間としての可能性を直接、訴えかけることができる」と考えるからだ。

 5位だった200メートル個人メドレーと比べ、予選から決勝までの過ごし方の違いを尋ねられると、「オレンジジュースをリンゴジュースに変えたくらいですかね」。そう答えて報道陣を和ませ、さらに「うそやけど」と笑いを誘った。

 本命は、100メートルバタフライ。悲願の金メダル獲得に向け、エースが乗ってきた。(帯津智昭)

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2333039 0 東京パラリンピック2020速報 2021/09/02 05:00:00 2021/09/02 05:00:00 競泳男子100メートル平泳ぎで、銀メダルを獲得した木村敬一(1日、東京アクアティクスセンターで)=泉祥平撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210902-OYT1I50014-T.jpg?type=thumbnail
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