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山田 飛ばして決勝…競泳50背 次は「金」キックに力

 
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競泳女子50メートル背泳ぎで決勝に進出した山田美幸=川崎公太撮影
競泳女子50メートル背泳ぎで決勝に進出した山田美幸=川崎公太撮影

 競泳予選が行われ、女子50メートル背泳ぎ(運動機能障害S2)は、100メートル背泳ぎ銀メダルの山田美幸(WS新潟)が1分9秒44の全体2位で午後の決勝進出を決めた。男子50メートル自由形(運動機能障害S4)で今大会5個目のメダルを狙う鈴木孝幸(ゴールドウイン)は、38秒25の1位で勝ち進んだ。女子100メートル背泳ぎ(知的障害)の福井香澄(滋賀友泳会)は1分13秒12の8位で決勝へ。芹沢美希香(宮前ドルフィン)は敗退した。

 大会2日目の100メートル背泳ぎで銀メダルを獲得し、14歳で日本選手の史上最年少メダリストとなってから約1週間。「ずっと緊張したままレースに臨みたかった。リラックスしすぎると力が入らないかな、と」。2個目のメダルを狙う山田美が、順当に予選を突破した。

 力強いキックで序盤から前に出た。「右足をあまり使えていなかった」と反省したものの、1分9秒44で全体2位だった。

 先天性の四肢欠損で両腕がなく、両脚の長さも違う。両腕がない選手はスタート時、体を支えるためにコーチらが持つタオルを口にくわえる選手も多いが、山田美はコーチらに足を持ってもらう。理由は、タオルをくわえると歯が痛んでスタートに集中できないことと、「ちょっと、出っ歯になりたくなかったので……」。そんなユーモアも魅力だ。

 アスリートとしての信念は揺るぎなく、「無欲は怠惰の基である」という言葉を座右の銘に掲げる。「願いを持っているのに、それに気づかないふりをしているのは苦手。無欲って、本気でやっていないからだと思う」。高みを見据えるからこそ、次々に課題が浮かぶ。銀メダルを取った後も、すぐに「金も取れるように頑張りたい」と新たな目標を口にした。

 「金を目指したいし、(1分)9秒台も納得いかない。もっと速くしたい」。頂点への欲が原動力になっている。(脇西琢己)

■鈴木 50自も決勝へ

 今大会で金1、銀1、銅2と計4個のメダルを獲得している鈴木が、最後の種目となる50メートル自由形も決勝に進んだ。「前半はしっかり体を動かしたいと思って泳いだので、それはできたと思う。特に改善することはない」と鈴木。5種目でメダル獲得という偉業を前にしても、「あまりそこに意識はいっていない。しっかり悔いのないように泳ぎ切りたい」。泰然とした姿勢は変わらない。

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2334625 0 東京パラリンピック2020速報 2021/09/02 15:00:00 2021/09/02 15:00:00 競泳女子50メートル背泳ぎ予選に出場した山田美幸(2日、東京アクアティクスセンターで)=川崎公太撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210902-OYT1I50110-T.jpg?type=thumbnail
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