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意地で手にした「銀以上」…車いすテニス・上地結衣「2大会続けて彼女に負けていたから」

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 東京パラリンピックは2日、車いすテニスの女子シングルス準決勝で、上地結衣(三井住友銀行)がアニク・ファンコート(オランダ)に6―2、6―2のストレート勝ちし、銀メダル以上が確定した。2016年リオデジャネイロ大会の銅に続き2大会連続でメダルを獲得することになる。決勝は3日に行われる。

車いすテニス女子シングルスで、決勝に進出した上地結衣(2日、有明テニスの森で)
車いすテニス女子シングルスで、決勝に進出した上地結衣(2日、有明テニスの森で)

 上地は白熱の攻防になった第1セット第4ゲームで、バックハンドの正確なショットを決め、ブレイクに成功。勢いに乗り、危なげなくセットを先取した。第2セットは先にブレイクを許して1-2となったが、そこから一気に5ゲームを連取した。最後のポイントをフォアハンドの強打で決めた瞬間は、右こぶしを握って絶叫した。

 相手コートの奥で弾む山なりのショットを駆使し、大柄な相手のネットプレーを封じる策が効果的だった。ミスショットの数は上地が31回と相手より12回少なく、プレーの精度も高かった。

 ファンコートは、12年ロンドン大会の準々決勝と前回リオ大会の準決勝で敗れた因縁の相手だ。上地は「勝ちたい気持ちはお互いにあった。ただ、私は過去2大会、アニク選手に負けて終わってしまっていたから……」と、意地の勝利を強調した。「試合内容と調子には納得していないけれども、決勝に進めたことは誇りに思う」とも語った。

 脊椎に先天性疾患がある上地は、小学生時代まで車いすバスケをプレーしてから車いすテニスに転向した選手で、10歳代のうちに頭角を現した。パラリンピックは2012年のロンドンから3大会連続で出場している。4大大会での優勝経験を重ねた27歳は、この種目のトップ選手に成長した。今大会の開会式では最終聖火ランナーも務め、日本選手団の「顔」の一人でもある。

 決勝では、リオ大会の3位決定戦で破ったディーデ・デフロート(オランダ)と顔を合わせる。「きょうのプレーでは勝たせてもらえない。しっかり準備する」と気を引き締めた上地。車いすテニスの日本女子で初めての金メダルがかかる大一番に臨む。(読売新聞オンライン)

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2334775 0 東京パラリンピック2020速報 2021/09/02 14:53:00 2021/09/02 16:30:51 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210902-OYT1I50120-T.jpg?type=thumbnail
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