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最年少メダリスト・山田美幸、2個目の銀に「水泳をしていなかったら経験できない夏休みになった」

 
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 東京パラリンピックは2日、競泳女子50メートル背泳ぎ(運動機能障害)の決勝が行われ、山田美幸(14)(WS新潟)が1分6秒98で銀メダルに輝いた。今大会2個目の銀を手にしたパラの日本勢史上最年少メダリストは「普通の中学生で、水泳をしていなかったら、経験できない夏休みになったと思っています」。ニューヒロインは爽やかな笑顔を残し、初出場の大会を泳ぎ終えた。

競泳女子50メートル背泳ぎで2個目の銀メダルを獲得した山田美幸(2日、東京アクアティクスセンターで)
競泳女子50メートル背泳ぎで2個目の銀メダルを獲得した山田美幸(2日、東京アクアティクスセンターで)

 山田はこの日の決勝も、8月25日の100メートル背泳ぎと同じく、ピンシュー・イップ(シンガポール)と首位争いを演じた。前半はわずかに山田がリードを奪い、金メダルも期待されるレース展開になった。だが、この種目の世界記録を持ち、100メートルでも優勝したイップに後半で抜かれる。少しずつ離され、最後は4秒94差がついた。それでも、3位の選手には5秒近い差をつけて泳ぎ抜いた。

 「予選よりも気持ちよく泳げましたが、自己ベストが出なかったのがとてもショック。50メートルでは金メダルを目指していたので、少し悔しいです」と、山田はちょっぴり残念そう。とはいえ、手ごたえを感じたレースでもあった。「世界1位の選手と戦い、全力をぶつけられたので、うれしいなと思っています。次は勝ちたいなって思っちゃいました」

 初めてのパラリンピックでは「メダルの重さとか、泳いだ気持ちよさとかを実感できて、とてもうれしかった」という。世界のアスリートとの戦いにも「楽しかった。すごく速い選手を間近で感じて、衝撃を受けました」と語った。今後については「高校に入って、大学受験もありますが、受験と水泳の両立をめざしていきたい」と話した。

 生まれつき両腕がなく下肢にも障害がある山田が、しっかりと体を鍛え、今大会では合理的に脚を動かして進む美しい背泳ぎを披露した。そしてつかんだ2つのメダルを手に、さらなる高みを目指していくことだろう。(読売新聞オンライン・谷口愛佳)

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2335987 0 東京パラリンピック2020速報 2021/09/02 22:49:00 2021/09/03 05:17:25 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210902-OYT1I50176-T-e1630613840626.jpg?type=thumbnail
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