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鈴木 全5種目メダル 34歳「今が全盛期」…競泳 50自「銀」

 
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スタート失敗 焦らず猛追

競泳男子50メートル自由形決勝で、ゴールした鈴木孝幸(2日、東京アクアティクスセンターで)=川崎公太撮影
競泳男子50メートル自由形決勝で、ゴールした鈴木孝幸(2日、東京アクアティクスセンターで)=川崎公太撮影

 「ちょっと悔しいというのもあります」。0秒49差の2位だったから、鈴木は正直に心中を明かした。「でも、目標を達成できたのはうれしく思います」。公言していた「出場全5種目でメダル」は、今大会5度目の表彰台で完結した。

 自らの環境や状況に不満を抱かず、正面から受け入れる能力が生きた。

 予選1位通過で迎えた決勝は、得意のスタートで失敗した。「滑ってしまって、『しまった』と」。先行逃げ切り型の鈴木にとっては痛恨のミス。プランが狂い、レース中盤で3位だった。しかし、終盤に猛然と追い上げ、残り5メートルを切って1人を抜いた。「最後まで勝負を諦めずに泳げた」と胸を張った。

 「もともと短気なんです」と鈴木は笑う。「寝ていて起こされるとすごく怒っていたし、(列に)割り込まれるとムカムカしたし」。国際大会のウォーミングアッププールで他選手と同じコースになり、計画通り練習できないと腹が立った。

 感情の乱れは競技に影響するから、「改善したいなと考え、もう最近はそういうこともないんです」。あるがままを受け入れる姿勢で、大会の1年延期も、コロナ禍による練習制限も、パラ本番の厳しい感染防止ルールも「できないことは、できないこととして忘れる」と消化できた。

 前回リオデジャネイロ大会でメダルなしに終わり、現役引退も頭をよぎったところから、34歳でこの活躍。「今が全盛期といったところじゃないでしょうか」と鈴木が言った。クールな口調に自信と意欲が満ちあふれていた。(帯津智昭)

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2336193 0 東京パラリンピック2020速報 2021/09/03 05:00:00 2021/09/03 05:32:04 競泳男子50メートル自由形でゴールする鈴木孝幸(2日、東京アクアティクスセンターで)=川崎公太撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210903-OYT1I50003-T-e1630614719639.jpg?type=thumbnail
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