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東京パラリンピックは第11日の3日、自転車の女子ロードレース(運動機能障害C1~3)で杉浦佳子(楽天ソシオビジネス)(50)が金メダルを獲得した。杉浦は、8月31日のロード女子タイムトライアルの優勝で自ら達成した、日本選手史上最年長の金メダル記録を3日更新した。日本選手団全体では、今大会7個目の金。

静岡県の富士スピードウェイを会場に39・6キロで争われたレースは、杉浦らが先頭集団を形成。終盤の上り坂でスパートをかけた杉浦は、4人のグループから抜け出し、後続を突き放してゴールした。

杉浦は静岡県掛川市出身。2016年に自転車レース中に転倒して高次脳機能障害が残り、パラ自転車へ転向。17年の国際大会で銅メダルを獲得すると、その後も世界選手権などで好成績を残し、初のパラリンピックに臨んだ。