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「フランス? 行ってみたいですねぇ」…ゴールボール女子チームをまとめた精神的支柱・浦田

 
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 東京パラリンピックは3日、ゴールボール女子の3位決定戦で、日本がブラジルを6―1で破り、銅メダルを獲得した。2012年のロンドン大会の金メダル以来、2大会ぶりのメダルとなった。ロンドンを含む4大会連続の出場で、チーム最年長の浦田理恵(44)(総合メディカル)は「表彰台の一番高いところに立ちたかった悔しさはあるが、今できる最大限のことをやった。胸を張れる銅メダル」と力強く語った。(読売新聞オンライン)

ゴールボール女子3位決定戦でブラジルを破って銅メダルを獲得し喜ぶ浦田理恵(左)と欠端瑛子(3日、幕張メッセで)
ゴールボール女子3位決定戦でブラジルを破って銅メダルを獲得し喜ぶ浦田理恵(左)と欠端瑛子(3日、幕張メッセで)

 浦田は専門学校に通っていた20歳の頃に、難病の網膜色素変性症を発症した。視力が少しずつ落ち、黒板の文字や友人の顔が分からなくなった。27歳の時、 鍼灸(しんきゅう) マッサージ師の資格を取るため通っていた施設で、パラリンピック・アテネ大会のゴールボールの試合中継を耳にしたのをきっかけにゴールボールを始めた。2008年に北京大会に初出場し、7位に入った。続くロンドン大会の金メダルで大きく注目を浴びたが、リオ大会は5位にとどまり、東京でのメダル奪還を目指してきた。

 同じセンターを守る高橋利恵子(23)(筑波大学)の成長もあり、今大会では控えに回る試合もあったが、3回のパラリンピックの経験を後輩に伝え、精神的な大きな柱としてチームを支えてきた。

 ブラジルとは1次リーグでは4-4で引き分けている。前半で3点をリードした日本が追いつかれての悔しいドローだった。

 この日も先制攻撃は日本だった。2分に欠端瑛子(28)(セガサミー)のスローが相手ディフェンスの間を抜けて先制。前半は欠端の3点、萩原紀佳(20)(国立障害者リハビリテーションセンター)の2本のペナルティスローで5―0で折り返した。浦田が交代でコートに入ったのは6-0で残り3分を切ったところ。終盤にブラジルに1点を返されたが、危なげなく勝利を決めると、浦田は両腕を高く上げて、喜んだ。「仲間が点を取ってくれた時、しっかり守り抜いてくれた時、その一瞬一瞬がすごくうれしくて」と振り返った。

 ブロックからこぼれ出た球をしっかりとカバーし合うチームワークが日本の身上だ。その気持ちをチームに伝えてきたのもベテランの浦田の役目だった。「日本は一発で撃ち抜ける力強さは少ないかもしれないが、6人がしっかりつないで戦う。戦い抜いた先に勝利があるというチームなので、私自身も力になれたのかな」と喜びをかみしめた。3年後のパリ大会について聞かれると、「フランス、行ってみたいですねぇ」と笑った。

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2338618 0 東京パラリンピック2020速報 2021/09/03 19:01:00 2021/09/03 20:21:31 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210903-OYT1I50127-T-e1630664929457.jpg?type=thumbnail
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