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大矢「銀」…陸上 男子100

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ユニバーサルリレー「銅」

 男子100メートル(車いすT52)決勝で大矢勇気(ニッセイ・ニュークリエーション)が銀メダルを獲得。新種目の混合400メートルユニバーサルリレー決勝では、日本(沢田 優蘭うらん 、大島健吾、高松佑圭、鈴木朋樹)が銅に輝き、今大会の日本勢のメダルは9個となった。女子1500メートル(知的障害)決勝は古屋杏樹(彩tama)が4位、男子1500メートル(知的障害)決勝では赤井大樹(十川ゴム)が5位だった。

最後かわされ

陸上男子100メートルで銀メダルを獲得した大矢勇気
陸上男子100メートルで銀メダルを獲得した大矢勇気

 遅咲きの車いすレーサー、大矢にとってパラリンピックのメダルはやはり格別だった。「すごく重たい。最高です」と達成感に浸った。

 降りしきる雨の中、スタートでハンドルを回す手が滑ったが、得意のダッシュの迫力は十分だった。この種目の国内第一人者、伊藤智也(バイエル薬品)がクラス変更で不在となり、レースは世界記録保持者レイモンド・マーティン(米)との一騎打ちに。逃げ切りを狙ったが、後半軽やかに伸びる相手に、最後はかわされた。

 夜間高校に通っていた16歳の時、ビル解体の仕事中の転落事故で脊髄を損傷。車いすバスケットボールを経て、2005年に競技を始めたが病気などで2度パラ出場を逃している。ハーフマラソンなど中長距離にも積極的だったが、成績は伸びず袋小路に陥った。100メートルを専門にすると覚悟を決め、スタートダッシュの向上にこだわった。30代後半、ようやく記録が出るようになり、競技生活に光が差した。

 障害の重いT52は今大会2冠の佐藤友祈(モリサワ)ら日本勢が強さを誇るが、その一方で競技人口が少ないという課題がある。自分の活躍で注目度を上げることが次の目標だ。故郷・兵庫で来年、世界陸上選手権が行われる。「マーティンにリベンジして、金メダルを取る」と目を輝かせた。(畔川吉永)

陸上混合400メートルユニバーサルリレー決勝で、アンカー・鈴木朋樹(左)につなぐ第3走者・高松佑圭
陸上混合400メートルユニバーサルリレー決勝で、アンカー・鈴木朋樹(左)につなぐ第3走者・高松佑圭

 ■タッチワーク抜群 混合400メートルユニバーサルリレーで日本が銅メダル。決勝の着順は最下位の4位だったが、中国の失格で繰り上がった。男女2人ずつが視覚障害、切断と機能障害(立位)、脳性まひ(立位)、車いすの順で走る400メートル。飛び抜けた選手はいない中、磨いてきたタッチワークで、昼の予選を日本記録の47秒94で突破した。第1走者の沢田は「皆が一つになって作り上げたもの」と胸を張った。

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2339591 0 東京パラリンピック 2021/09/04 05:00:00 2021/09/04 05:00:00 陸上男子100メートルで銀メダルを獲得した大矢勇気(3日、国立競技場で)=杉本昌大撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210904-OYT1I50013-T.jpg?type=thumbnail
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