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[人の輪]パラの醍醐味 伝えて20年…国際障害者スポーツ写真連絡協議会代表・佐々木延江さん(50)

 
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オンラインでパラ選手を取材する佐々木延江さん(横浜市で)
オンラインでパラ選手を取材する佐々木延江さん(横浜市で)

 「モチベーション(動機付け)は何ですか?」。パソコンの画面越しに左腕をほとんど動かせない競泳選手に尋ねる。パラアスリートを追いかけて、20年余り。コロナ下でオンライン取材が増えた。

 2002年冬季ソルトレークシティーや04年アテネなどのパラリンピック会場に自身を含めた取材チームを派遣してきた。持てる力をぶつけ合う選手たちの写真をリアルタイムで、協議会のサイト「パラフォト」で発信したり、ポータルサイトに配信したりしてきた。選手の考え方にも迫ろうと、練習場所にも足を運んで取材を続け、記事も書く。

 パラスポーツの魅力に目覚めたのは1998年、長野五輪・パラリンピックの年だった。グラフィックデザイナーとして、横浜のデザイン事務所に勤務していた頃、片脚のアルペンスキー選手と出会った。

 それまで、義足を着けた人と接したこともなかったが、雪原を一本足で滑る写真を見せてもらった瞬間、電流が走った。滑降のスピードや角度、経験などを聞くうちに、その格好良さに引き込まれた。

 今大会では、カメラマンやアナウンサーらと計8人の取材チームを組む。今ほど注目されていなかった時期からパラスポーツの輝きを切り取ってきたカメラマンたちと、ベストショットを狙う。「メダル候補は大手メディアが取り上げる。私たちはファンのメディアとして、地域に知らせたい選手、パラの 醍醐味だいごみ を伝えられる選手を取り上げる」

 体が動かなくてもできるスポーツがある。重度の障害があっても、競技をしたいと思い続ける人たちもいる。大会を機に、障害のある人たちの暮らしについても、世の中の理解が深まってほしい。「東京パラ後」を大事に考えたい。(横浜支局 樋口貴仁)

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2340198 0 東京パラリンピック2020速報 2021/09/04 15:00:00 2021/09/04 15:00:00 国際障害者スポーツ写真連絡協議会代表 佐々木延江さん 50(神奈川)(7月16日午前10時58分、横浜市内で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210904-OYT1I50081-T.jpg?type=thumbnail
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