ニュース

小谷実可子さん「最高の瞬間作った」…世界記録樹立に貢献、「こん棒」製作の母校へ

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 東京パラリンピックの陸上女子こん棒投げで使われ、世界記録樹立に貢献した「こん棒」が、製作を担当した東京都立工芸高(文京区)に寄贈された。大会組織委の小谷実可子スポーツディレクター(9月末で退任)は「心のこもった作品でパラアスリートの最高の瞬間を作り上げてくれた」と感謝を述べた。

世界新をマークしたこん棒を手渡す小谷実可子さん(右)
世界新をマークしたこん棒を手渡す小谷実可子さん(右)

 こん棒投げは握力が弱く、やり投げなどに参加できない障害者向けに考案されたパラ独自の種目。ボウリングのピンのような形をした木製(長さ約40センチ、重さ約400グラム)のこん棒を投げて飛距離を争う。日本パラ陸上競技連盟によると、国内は競技人口が少なく、用具メーカーも存在しないといい、組織委から相談を受けた同高定時制インテリア科の生徒たちが、2019年から8か月ほどかけて計20本を製作。選手にアンケートを実施し、指の間に挟んで投げるなどの障害の特性に合わせて持ち手の形状を変え、4タイプを用意した。東京パラではルザ・コザコフスカ(ポーランド)がこの中の1本を使って28メートル74の世界新をマークし、金メダルを獲得した。

 9月末、組織委からコザコフスカのサインが入ったこん棒が同高に贈られた。代表で受け取った卒業生の西沢直斗さんは、「授業の一環で作ったこん棒がパラのひのき舞台で使われ、世界記録が出たことは製作者としてうれしいの一言」と喜んだ。こん棒は大会のレガシー(遺産)として、同高で保管される。(畔川吉永)

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
2431438 0 東京パラリンピック2020速報 2021/10/09 15:20:00 2021/10/09 15:20:00 東京パラリンピックで世界新をマークしたこん棒が製作を担当した東京都立工芸高校に寄贈された(右は大会組織委の小谷実可子スポーツディレクター)9月29日(東京都文京区で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/10/20211009-OYT1I50077-T.jpg?type=thumbnail
続きを読む

「陸上(パラ)」のニュース

パラリンピック 新着ニュース