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東京パラリンピックの遺産つなげ…トップ選手育成・裾野拡大へ2施設誕生

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 日本勢が史上最多に迫るメダルを獲得した東京パラリンピックのレガシー(遺産)づくりとして、パラ選手の練習環境を強化しようという機運が高まっている。大会を機にパラスポーツへの関心が高まった一方、練習場所の確保に苦労する障害者が少なくないことが背景にある。都内では新たに2施設が設けられるほか、冬季パラを目指す選手も受け入れるスケートリンクが誕生する。(石川貴章)

パラスポーツの街

東京パラリンピックの男子100メートル予選に出場した松本選手。「練習場所が増えればありがたい」と話す(昨年9月)
東京パラリンピックの男子100メートル予選に出場した松本選手。「練習場所が増えればありがたい」と話す(昨年9月)

 江戸川区は、障害を持つ選手だけでなく、子どもから高齢者まで利用できるバリアフリー型スポーツ施設の整備を計画している。地元住民らも交えた検討会を重ね、新年度中にも整備案を取りまとめたい考えだ。

 カヌーを楽しめる河川や乗馬場、陸上競技場などが点在する環境を生かし、区は2020年以降、区内で東京パラの全22競技を体験できるようにした。子どもや競技団体からも好評で、新施設を中心に既存施設の利便性も高めることで、区全体を「パラスポーツの街」とする構想の中核とする。斉藤猛区長は取材に「区が掲げる障害者との共生社会の実現を目指したい」と語る。

トレセン

 東京都も新年度、味の素スタジアム(調布市)に「都パラスポーツトレーニングセンター」を開く。都内には障害者用の運動施設として、北区と国立市に体育館や温水プールを備えたスポーツセンターがあったが、リハビリ目的の個人利用も多く、年間利用者は計27万人超に上る。予約が取りづらく、競技団体や選手が日常的に使うのは難しい状況になっていたという。

 新センターは、車いすバスケットボールやゴールボールといった団体競技用の大型体育館に加え、卓球など少人数競技用の部屋もある。都は団体利用を優先させる運用を検討しており、都オリンピック・パラリンピック準備局の井上智美担当課長は「国際大会で活躍する次世代のトップ選手を育てつつ、競技人口の裾野拡大も目指したい」としている。

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2787661 0 東京パラリンピック 2022/02/24 15:00:00 2022/02/24 18:03:12 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/02/20220224-OYT1I50075-T-e1645693389422.jpg?type=thumbnail
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