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北京パラからロシア・ベラルーシ選手除外…選手団抗議にIPC「選手の安全や大会開催に影響」

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 【北京=結城和香子】国際パラリンピック委員会(IPC)は3日、緊急の理事会を開き、4日開幕する北京冬季パラリンピックへのロシアとベラルーシ選手の参加を認めないことを決めた。IPCは2日、両国選手の個人資格での参加を容認したが、これを覆した。2日の決定に対して多くの選手団や選手が対戦拒否や北京大会への参加取りやめを示唆し、大会の開催自体が危ぶまれる事態が生じたためだという。

記者会見するIPCのアンドルー・パーソンズ会長(3日午後、北京のメインメディアセンターで)=松本剛撮影
記者会見するIPCのアンドルー・パーソンズ会長(3日午後、北京のメインメディアセンターで)=松本剛撮影

 IPCのアンドルー・パーソンズ会長は3日、北京で記者会見を開き、前夜の決定に対し「非常に多くのパラリンピック委員会やチーム、選手から(抗議の)連絡を受けた。方針を変えなければ対戦を拒否し、大会参加自体を取りやめるとの声もあった」と明かした。問題を巡り「選手村の様相も急激に悪化し、このままでは選手の安全や大会開催に影響する」との判断から、方針転換を決めたという。

記者会見するウクライナ・パラリンピック委員会のスシュケビッチ会長(3日、北京で)=松本剛撮影
記者会見するウクライナ・パラリンピック委員会のスシュケビッチ会長(3日、北京で)=松本剛撮影

 IPCの正式決定が、選手団側の抗議で覆るのは異例だ。パーソンズ会長は「我々は戦争から大会を守ろうとした。しかし戦争は持ち込まれた」とも語り、複雑な思いをのぞかせた。IPCは、今後ロシアとベラルーシ側が、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴する可能性を認めた。

 一方、ウクライナ・パラリンピック委員会のスシュケビッチ会長は、3日に北京で記者会見し、IPCの決定を「パラリンピック社会が平和の希求に向けて連帯した証しだ」と歓迎した。

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