発言小町まとめ

旅行理由に欠席、皆勤賞廃止、ラーケーション「学校休むことは悪」意識に変化

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ともにシフト制勤務で、土日・祝日に休みが取りづらい仕事に就いている兄夫婦が、学校を休ませて子どもと家族旅行を計画中。でも、旅行を理由に学校を休ませていいのだろうか――。波立つ胸の内を妹は、読売新聞の掲示板サイト「発言小町」に寄せました。一方、この女性の思いとは別に、昨今は欠席しなかった児童・生徒を表彰する「皆勤賞」を廃止する動きなどもあり、「学校を休むことは悪」という意識は薄れつつあります。

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投稿したのは、独身の「moya」さんです。小学校低学年の子どもを持つ兄夫婦が、平日に学校を休ませて旅行へ出かける計画を立てているそう。トピ主さんも旅行に誘われたのですが、学校を休ませることへの抵抗感をぬぐえず、返事に困っています。「子どもが『学校は気軽に休んでいいもの』と思わないかな」「平日休んで子どもが教室で浮いたりしないのかな」……。気がかりで仕方のないトピ主さんは、「叔母としては見守るしかないですよね?」と自らに言い聞かせるようにして、発言小町で尋ねました。

「家族との思い出のほうが大切」

写真はイメージです
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このトピには60件を超える反響が集まりました。旅行を理由に子どもを休ませることについて、 諸手(もろて) を挙げて賛成という意見は、さすがに多くはありません。ただ、寄せられたコメントのほとんどが、「時代は変わりましたよ」「旅行で休む子も最近は珍しくない」「家族との思い出のほうが大切」といった内容で、「学校を休むのは悪いこと」という風潮を時代錯誤と捉えています。

「学校を休ませて旅行。いいことではないのでしょうね」と書き込んだ「KM」さんは、戸惑うトピ主さんの気持ちに寄り添いつつ、「でも年に何回も、何日もというのでなければ、あとは家族の問題だと思います。お子さんにしてもご両親の仕事の関係でどこにも行けないっていうのはかわいそうです。それで家族の関係が良いのであれば今は静観しましょう」となだめます。

「旅行だの遊びのために学校を休ませるなんてとんでもない!と思います」と受け付けない姿勢を見せた「りんごちゃん」さんは、学校を休ませることに肯定的な意見が多いことにビックリしたとも書いています。そして、「そう思わない人に言っても無理なので、人のことはほっとくしかない」と、自らの考えを貫きます。

「皆勤賞」って何の意味があるんだ?

子どもに学校を休ませることの是非を問うたこのトピを巡って、「皆勤賞」について考えるコメントも寄せられました。

「昔は確かに学校にも皆勤賞があって、我が子もそれを目指して私用で休むことは考えませんでしたね」と懐かしそうにつづったのは「スモークチーズ」さん。「それが今は、それに縛られないとのこと。でもそうやって子供の学校の環境も変化したと言うのなら、逆に親も仕事が休めないというのも間尺に合いません」と指摘しました。

「今になってみれば『皆勤賞』って何の意味があるんだ?という感じ」と切り出したのは「はなお」さん。「もちろん毎日通うことは大事だけど」と欠席しない努力を評価した上で、休みに対する意識がこれまでと同じではないと感じています。「トピ主の考えには同意しつつも、時代が変わったので休ませることもアリだと思っています」としています。

学校を休ませることに積極的なコメントを寄せたのは「りり」さん。「子供の頃に休んで家族で旅行に行ったことは一生の思い出です」と体験談をつづりました。「学校休んで何が悪いのかわかりません。大人だって、旅行行くのに有休取って仕事を休んでいくじゃないですか。子供は平日に休んだらだめ……?理解できないです」と釈然とせず、学校にも年間10日程度の「休んでもいい日」を設けることを提案しました。

1年間に3日「学校を休んでもいい日」

「りり」さんの提案した“学校版・年次有給休暇”のような「休んでもいい日」を、実は、愛知県が2023年度から公立学校で導入しています。愛知県教育委員会によると、公立学校に通う児童・生徒が、保護者らとともに校外で体験や探究の活動を行う日を「ラーケーションの日(校外学習の日)」として、年3日まで登校しなくても欠席扱いになりません。2023年度の2学期から、各校で順次始まります。

学校を休まなかった児童・生徒を表彰する「皆勤賞」についても、新型コロナの影響もあって廃止の動きが加速しています。

「2年間ずっと休まなかったんだから、多少熱があっても『がんばったら』と言って背中を押していました」。東京都国立市に住む母親(43)は、私立中学3年の娘が休まずに通学する様子を誇らしく思っていたといいます。ところが、学校は、コロナ禍など社会の実情にそぐわなくなったとして、2023年度から皆勤賞を取りやめることに。「体調が悪いのに無理して登校する必要はありません」という通知の言葉に、母親は自らの考えを反省したそうです。

コロナ禍を機に、保護者らから皆勤賞の見直しを求める意見や要望が、県や市町村に寄せられています。愛知県幸田町教育委員会は2022年度、町内の小中学校で皆勤賞を廃止しました。皆勤賞はほとんどが学校表彰という位置づけのため、各学校が廃止か存続かを判断することが多いようです。東京都調布市や横浜市などでは、学校が廃止を決めたケースが相次いでいます。

旅行を理由に学校休む…賛成が65%

家族旅行を理由に子どもを休ませるのは、アリかナシか?
家族旅行を理由に子どもを休ませるのは、アリかナシか?

家族旅行を理由に子どもを休ませることについて、アリかナシか? 大手小町編集部がツイッターで行ったアンケートでは、アリが65%、ナシが35%で賛成派が上回る結果となりました。ただ、3人に1人はなおも否定的で、「旅行で学校を休むなんてけしからん」と考えているわけです。

発言小町には、「くにたちし」さんが、こんな書き込みをしています。

「私には子どもがいませんので、自分が子どもの頃の常識だけで年を取った感じです。いや、時代は本当に変化しているのですね」。子供が夜遅い時間に居酒屋にいたり、次の日学校なのに夜更かししたり、学校を休んで家族旅行をしたり……。「そうなのか、ケースによっては許されるんだ」と驚きを隠せませんが、価値観や意識の変化を受け入れ、「家族そろっての行事はとても大切ですね」と締めくくりました。

【紹介したトピ】 学校休ませて旅行?  

(読売新聞メディア局 鈴木幸大)

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4243565 0 大手小町 2023/06/12 09:45:00 2024/05/16 09:31:47 /media/2023/06/20230609-OYT8I50063-T.jpg?type=thumbnail

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