海に舞うハナ…静岡県西伊豆町田子沖

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ストロボ光を浴びて鮮やかなオレンジ色に浮かび上がるキンギョハナダイの群れ。光が届かない奥の方の魚は本来の色を失い、青みがかって見える(レンズは15ミリ対角魚眼 シャッタースピード50分の1秒 絞りF5.6 ISO感度200 水深約15メートル)
ストロボ光を浴びて鮮やかなオレンジ色に浮かび上がるキンギョハナダイの群れ。光が届かない奥の方の魚は本来の色を失い、青みがかって見える(レンズは15ミリ対角魚眼 シャッタースピード50分の1秒 絞りF5.6 ISO感度200 水深約15メートル)

 海の底から、水面方向から、四方八方からわき上がるように現れるオレンジ色の小魚の群れ、キンギョハナダイだ。伊豆半島西部の田子(静岡県)の海中は、360度、ダイバーの視界をカラフルな魚が埋め尽くす「乱舞」に立ち会える。

 田子の港からボートで10分。青い空に濃紺の海、雪をかぶった富士山を背に目印の黄色いブイから潜行を開始すると、ものの十数秒でテラスのような岩礁(根)の頂上にたどり着く。水深約40メートル付近からそびえ立つ巨大な根の周辺は、「フト根」と呼ばれる絶好のダイビングポイントだ。

 太平洋やインド洋の温暖な海に生息するキンギョハナダイ。南国に咲く花びらのような色と形が美しい。産卵のため、秋に大きな群れを作り、水温が下がると、深場に移動するが、12月だというのに魚影の濃さに思わず息をのむ。

 形の良い写真が撮りたいと追いかけたり、先回りしたり。群れの真ん中を通り抜けても次の群れがやってくる。ダイバーにとって夢のような時間だ。

 「田子はダイナミックな地形と魚影の濃さが魅力」と地元ダイビングガイドの吉田さゆりさん(43)。あまりの華やかさに、ここが首都圏からも近い伊豆であることも、季節が冬であることも忘れてしまった。(写真・文 今利幸、米山要)

 陸とは違った感動を求めて読売新聞写真部「潜水取材班」が全国の海・川・湖に潜り、月1回とっておきの一枚をお届けします。

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