マイベストフォト部門 第3期 優秀賞
完了しました
「コーチはパパ」

「宙に舞う」

「星空の夢を見る」(3枚組みの1枚)

「反則!」

「宇宙戦艦アメンボ」

「生きる」(3枚組みの1枚)

「イヤイヤ期の朝」

「趣味の時間」

【選評】胸打たれる 成長の瞬間
日々生まれる出会いやドラマを切り取った作品からは、カメラを持つ人の喜びや感動も伝わります。今期も力強い作品が寄せられました。
波に乗る少年の、前を見つめる表情と父親の指を握ったままの手が写し取られた「コーチはパパ」。大きな成長の瞬間を感じ、胸を打たれます。
巣立ったばかりのエゾフクロウが地面に落ちた後、懸命に木を登る様子をとらえた「生きる」。羽にかかる枝が、生き抜くことの厳しさを物語るようです。
登園前の長女が部屋の隅から送る視線が印象的な「イヤイヤ期の朝」。小野さん自身も出勤前でしたが、娘の気持ちをカメラで受け止めました。
「反則!」はまるで激しい接戦。札を奪う猫の動き、驚く女の子たちそれぞれの表情が豊かです。
一方「趣味の時間」は、農作業の合間の穏やかなひとときです。きれいに敷かれた赤い布が、品のある空間を引き立てています。
新体操の跳躍を練習する青年に夕日があたり、ドラマチックな「宙に舞う」。富窪さんがよく行く海岸で、一度きりの出会いだったそうです。
すぐにタイトルがひらめいたという「宇宙戦艦アメンボ」は、レンズにクロスフィルターを着けての撮影。宇宙船のように輝くアメンボに加え、ちりの反射も星くずのようで、どこまでも続く宇宙に見えてきます。
「星空の夢を見る」では、家族で手作りしたプラネタリウムが、娘たちの眠った後も部屋を輝かせています。梅雨明け後には、本当の星空を見に出かけたそうです。
第4期の締め切りは10月15日。多くの祭りやイベントなどが中止となった今夏ですが、会心の一枚をお待ちしています。
(読売写真大賞事務局 吉川綾美)
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