ニュースフォト部門
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◆入選 嶋田洋(千葉)、多和裕二(東京)、草間利夫(長野)、山品龍央(福井)、近藤正孝(大阪)、川人由秀(奈良)、小川直樹(徳島)、山平拓義(熊本)、西井上剛資(鹿児島)
◆佳作 伴瀬恭子(栃木)、中島英吉(埼玉)、坂井美晃(千葉)、新田英生(東京)、中島健(同)、藤井大地(神奈川)、堂本英樹(同)、井上弘一(京都)、今井隆男(兵庫)、豊岡正美(同)、新林正真(奈良)、鈴木文代(和歌山)、小畑衛司(岡山)、松本孝一(香川)、山辺福美(高知)、中尾茉耶(福岡)、吉田佳郎(熊本)、蓑部樹生(宮崎)、富窪保子(鹿児島)、小池聡(沖縄)
選評 ユーモア、悲しみ 切り取る…立木義浩
一般にまだ知られていない新しい出来事を写真で伝える部門。プロ・アマにかかわらず参加出来るが、新聞紙上で使用する場合の基準のひとつにニュースバリューがある。これは写真のクオリティーを最優先するものではない。もちろん鑑賞に堪え得るものであれば申し分ない。いつの頃からか、自然災害にしろ何にしろ必ずその現場での生活者が動画をはじめ写真も撮っている。ありがたいことである。
今回の大賞は、事前の情報によって撮影計画を綿密に立てて手抜かりなく撮影を実行している。見事というほかない。
「『こうのとり』有終の光跡」は、潮だまりが鏡面になって地球を一周するかのような光がスケールを大きくした。写真では打ち上げの
「都心を低空飛行」も、綿密な計算と実行力で限られた瞬間を手に入れました。各写真に場所証明のための構造物にも気配りを見せてあっぱれです。
「首里城火災」は、沖縄のシンボルで、琉球王国の栄華を物語る世界遺産の焼失。沖縄の人々の魂の喪失につながりかねない悲劇です。再建を祈ります。
2席の猛暑の羊たちは中学生のまっすぐな視点がユーモアを生んで楽しい。福島県双葉町は、9年前と変わらぬ様子に記録の重さを感じとりました。花粉光環の話は初めて知りましたが、やはり神がかってますネ。