マイベストフォト部門 第1期 優秀賞
完了しました








総評 一番良い瞬間 とらえる
色鮮やかな「Always」は、平本さんが弟に頼まれて撮影した1枚。人物や遊具、木を丁寧に配した構図に、4人の笑顔がすてきな家族写真です。
「門出」では、成人式を控えた妹の、表情と着物にあたる光が温かく、見守る母親や姉の心情そのもののようです。
「書き初め」途中のじゃれ合いは、新春の恒例行事。女の子の笑顔と猫のしぐさが、楽しいひとときを伝えています。
エゾリスが木から下りてくる瞬間を待ち続けた「森のアイドル」。素早い動きをとらえながらも枝が放射状に広がったフレーミングで、かわいらしい「アイドル」をとりまく自然の大きさも伝わります。
「収穫の喜び」では、2人の表情が、生き生きとした野沢菜の緑と雪の輝きに包まれてさわやかです。
「残り柿」は、伊部さんが2度目の挑戦で恵まれたシャッターチャンス。飛び去るカラスと柿の大木のバランスが良い作品です。
画面を斜めに横切る構図が大胆な「銀河鉄道が走り出すような一ノ戸川橋梁」は、橋梁のシルエットに主役の列車の光跡が映えています。
「光芒を浴びて」の一瞬は、モトクロスの選手権で切り取られたもの。猛スピードでのレース中にもかかわらず、光のラインと、2人の体勢の角度が重なり、時が止まったかのような光景となりました。
今期の作品からは、被写体の一番良い瞬間を撮りたい、と向けられた熱いまなざしを感じ、目を奪われました。第2期は4月15日締め切りです。皆様の力作をお待ちしています。
(読売写真大賞事務局 吉川綾美)