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    ゴール 焦がれる大地

     サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の開幕が14日に迫る。世界的なスポーツ大会を前に、モスクワの街も熱を帯びてきた。

    • 開幕戦や決勝など7試合が行われるメイン会場のルジニキ競技場(中央)。準備も順調に進み、開幕を待つ(9日、モスクワで)
      開幕戦や決勝など7試合が行われるメイン会場のルジニキ競技場(中央)。準備も順調に進み、開幕を待つ(9日、モスクワで)

     最新の国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで70位に沈むロシア代表の低迷で、一時は、盛り上がりに欠けるのではと懸念されていた。しかし、5日にモスクワ市内で行われたトルコ代表との親善試合では、選手を鼓舞する声援と拍手が鳴り響き、ロシア代表の先制ゴールには、地鳴りのような「ロシア」コールがやまなかった。

     街もお祭りムードになってきた。モスクワ市内の百貨店ではセールが始まり、街角にはサッカーボールやロシア国旗の白、青、赤を配したオブジェがあちこちに並ぶ。3日には世界中で巡回展示されていた優勝トロフィーがモスクワに戻り、一目見ようと多くの人たちが詰めかけた。約1200キロ離れたオレンブルクから家族で見に来たというアンドレイ・エルカエブさん(37)は、「楽しみとしか表現できない。ロシアの将来を担う子どもたちにとっても素晴らしい経験になる」と興奮気味だった。

     開幕戦会場となるモスクワ中心部のルジニキ競技場の準備も整った。1980年のモスクワ五輪の開閉会式会場にもなった競技場は、約8万1000人収容のサッカー専用スタジアムに改修された。競技場は夕闇の中、照明に照らされて、くっきりとその姿を見せていた。

     7月15日の決勝戦まで11都市で32チームが熱戦を繰り広げる。日本代表初戦の対コロンビア戦は、19日午後3時(日本時間午後9時)からサランスクで行われる。

    (写真と文 宇那木健一)

    • ロシア代表の大会前最後の国際親善試合で、先制ゴールに沸き立つサポーターたち。試合は1―1で引き分けた(5日)
      ロシア代表の大会前最後の国際親善試合で、先制ゴールに沸き立つサポーターたち。試合は1―1で引き分けた(5日)

    • W杯特需を当て込んで、セールを展開するモスクワ市内の百貨店。商戦も熱を帯び始めた(3日)
      W杯特需を当て込んで、セールを展開するモスクワ市内の百貨店。商戦も熱を帯び始めた(3日)

    • 世界中で巡回展示されていた純金の優勝トロフィーがモスクワ入り。ステージで掲げられると、大勢の観客から歓声が上がった(3日)
      世界中で巡回展示されていた純金の優勝トロフィーがモスクワ入り。ステージで掲げられると、大勢の観客から歓声が上がった(3日)

    • 日本代表のベースキャンプ地・カザンでは日本人留学生(左)も講師役に招かれ、大会ボランティア向けの日本語講座が開かれた。受講生は「少しでも日本から来る人のお役に立ちたい」と話していた(5月29日)
      日本代表のベースキャンプ地・カザンでは日本人留学生(左)も講師役に招かれ、大会ボランティア向けの日本語講座が開かれた。受講生は「少しでも日本から来る人のお役に立ちたい」と話していた(5月29日)

    2018年06月11日 15時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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