政府、北タンカー関与の「瀬取り」公表…5例目
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政府は29日、北朝鮮船籍のタンカーと船籍不明の小型船舶が19日未明に東シナ海の公海上で積み荷を移し替える「瀬取り」と呼ばれる密輸取引をしていた疑いがあると発表した。
海上自衛隊のP3C哨戒機が撮影した現場写真も外務・防衛両省のホームページで公開した。政府が北朝鮮の関与する瀬取りを公表するのは5例目。
防衛省によると、北朝鮮船籍のタンカーは3月、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会から制裁対象に指定された「JI SONG 6号」。政府は安保理制裁決議違反とみて、同委員会に通報した。小型船舶は中国国旗とみられる旗を掲げていたことから、中国に通報し、意図を確認する「関心表明」を行った。