辺野古「陸地化」目指し…新区画埋め立て着手へ

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米軍普天間飛行場の辺野古沿岸部への移設工事の埋め立てが進む南西側の第1区画(手前)。左奥の護岸に囲まれている第2区画でも土砂投入が始まる予定だ(12日、沖縄県名護市で)=中島一尊撮影
米軍普天間飛行場の辺野古沿岸部への移設工事の埋め立てが進む南西側の第1区画(手前)。左奥の護岸に囲まれている第2区画でも土砂投入が始まる予定だ(12日、沖縄県名護市で)=中島一尊撮影

 沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設計画を巡り、政府は3月にも、第2の埋め立て区画となる南西側の区画(約33ヘクタール)で土砂投入を始める方針を固めた。今月中にも県に工事着手時期を通知する方向だ。現在の第1埋め立て区画の約5倍の面積があり、辺野古移設が一層、具体化する。

 南西側の第1区画(約6・3ヘクタール)は、14日で土砂投入開始から1か月となる。2割弱が土砂で埋まるなど、工事は着実に進行している。第1区画は、埋め立て予定海域全体の約4%にあたる。

 第2区画は第1区画に隣接しており、それぞれ護岸に囲まれている。3月下旬には護岸の補修や点検が終わり、土砂を投入できる見通しとなった。防衛省は第1区画については4月にも、第2区画は2020年中にも、海水面とほぼ同じ高さまで埋め立てる「陸地化」を終える考えだ。最終的にはさらに高く土を盛る必要があるが、同省は、埋め立ての進展が明確になる「陸地化」を大きな節目と位置づけている。両区画の面積は、埋め立て予定海域全体(約160ヘクタール)の約4分の1に相当する。

 現在、土砂は現場から約1・5キロ・メートル北の護岸で土砂運搬船から陸揚げし、ダンプカーで第1区画に運び込んでいる。防衛省は作業を効率化・加速化するため、〈1〉「陸地化」後の第1区画に重機を入れるなどして、第2区画への土砂投入の「作業場」として活用する〈2〉今夏にも運搬船が接岸できる護岸を2か所整備し、複数の場所からの土砂陸揚げを可能にする――方針だ。

 一方、埋め立て海域の北東側などは区画を形作る護岸が完成しておらず、土砂投入のめどがついていない。特に、北東側の海域では、多数生息するサンゴを区域外に移植する必要がある。だが埋め立てに反対する県は移植を許可しておらず、土砂投入までに時間がかかりそうだ。

 防衛省は南西側の2区画で出来るだけ埋め立てを進展させることで、「世界一危険」とも言われる普天間飛行場の着実な移設につなげる方針だ。ただ、工事の加速に県が反発するのは必至だ。

19689 0 政治 2019/01/14 12:00:00 2019/01/21 12:17:45 2019/01/21 12:17:45 米軍普天間飛行場移設工事の埋め立て作業が進む辺野古沿岸部。右は米軍キャンプ・シュワブ(12日午前10時59分、沖縄県名護市で、小型無人機から)=中島一尊撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190114-OYT1I50007-T.jpg?type=thumbnail

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