竹下派にしこり、政局なら「再び割れかねない」

無断転載禁止
メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 自民党第3派閥の竹下派(平成研究会、56人)が揺れている。昨年9月の党総裁選で派内の対応が割れた後、亀裂修復に腐心していた竹下亘会長(72)が今月9日に食道がんを公表し、長期不在を余儀なくされるためだ。集団指導体制で結束を取り戻せるか、派内には不安も広がる。

 竹下派でともに会長代行を務める茂木経済再生相、吉田博美参院幹事長と、事務総長の山口泰明衆院議員らは17日、東京都内で臨時幹部会を開き、「当面の間、茂木、吉田両氏を中心にやっていこう」と結束を確認した。前会長の額賀福志郎・元財務相を加えた集団指導体制で、竹下氏不在の事態を乗り切る方針だ。

 竹下氏は治療中も会長職にとどまるが、復帰には「早くても数か月はかかる」(竹下氏周辺)という。幹部会では、毎週木曜日の派閥総会で、竹下氏の代わりに今後は茂木氏があいさつを行うことも申し合わせた。幹部の一人は「茂木氏を事実上の『トップ』に据え、参院議員団を束ねる吉田氏が一歩引いて支える体制だ」と解説する。

 ただ、派内では結束を危ぶむ見方が多い。額賀、茂木両氏を含む衆院議員と吉田氏ら参院議員の間に、昨年4月の派閥会長交代や総裁選への対応を巡り、「感情的なしこり」(中堅)が残っているためだ。

 額賀氏から竹下氏への会長交代劇は、派内に隠然たる影響力を残す青木幹雄・元官房長官の意向を受け、吉田氏が主導した。参院議員団が派閥離脱も辞さない構えを見せ、分裂の危機が取りざたされた。総裁選では衆院議員の大半が安倍首相を支持した一方、竹下氏と参院議員の大部分は石破茂・元幹事長支持に回り、対応が割れた。

 総裁選後、派閥幹部らは「ノーサイド」を強調し、竹下氏は若手・中堅議員と会食を繰り返して結束の強化を図ったものの、依然としてギクシャクしたままだ。「参院選の結果次第で党内政局が起きれば、派閥が再び割れかねない」(ベテラン)との声も漏れる。

 茂木氏とともに竹下派の「ポスト安倍」候補にあがる加藤総務会長は、16日の記者会見で「『会長がいないから、こんなことになった』と言われないように対応したい」と語り、結束を呼びかけた。

47217 0 政治 2019/01/18 07:43:00 2019/01/21 12:38:42 2019/01/21 12:38:42 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190118-OYT1I50003-T.jpg?type=thumbnail

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ