レーダー照射、韓国と協議打ち切り…探知音公開

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レーダー照射、音のデータ公開
レーダー照射、音のデータ公開

 防衛省は21日、韓国海軍駆逐艦が海上自衛隊のP1哨戒機に火器管制レーダーを照射した問題の「最終見解」を発表した。レーダー波の解析などで韓国側による照射は明らかと指摘。根拠となる音のデータも新たに公開した。韓国側が客観的な事実認定に応じないとして、日韓防衛当局間の協議打ち切りの方針を示した。

 最終見解は、レーダー照射問題に関する韓国側の一方的な主張に対し、客観的事実を示して反論。韓国側に「改めて強く抗議」し、「再発防止を徹底することを強く求める」と記した。

 照射の事実については、防衛省の専門部隊がレーダー波の「周波数、強度、受信波形」などを解析した結果として、「一定時間継続して複数回照射された」と結論付けた。防衛省が公表したレーダー波を音に変換したデータでは、「ビー」という音が継続するのが特徴だ。同時に公表した一般的な捜索レーダー音は「ビッ、ビッ」と断続的で、大きく異なる。韓国側が、韓国警備救難艦の捜索レーダーとの誤認を示唆したことへの反証の意味がある。

 防衛省は、海自機の詳細な飛行ルートも公開。海自機が最も韓国駆逐艦に近づいた時でも、高度約150メートル、距離約500メートルと国際法などで認められた十分な高度・距離があったことを明らかにした。韓国側は海自機について、「威嚇的な低空飛行を行った」と批判している。最終見解では、協議で韓国側が「脅威を受けた者が脅威と感じれば、それは脅威だ」などと「全く客観性に欠ける回答を繰り返している」と言及した。昨年4月以降に計3回、同じ韓国駆逐艦を海自機がほぼ同じ高度と距離から撮影した際、韓国側の抗議がなかった事実も示した。

 無線による海自機の呼びかけに韓国側が応じなかった点に関して、韓国側の説明が当初の「一部しか聞き取れなかった」から「担当者の聞き間違い」に変わったことを明らかにした。当日は「通信環境は極めて良好」で、韓国側が公表した動画でも呼びかけの内容を「明確に聞き取ることができる」と解説した。

 見解は、韓国側が「客観的かつ中立的な事実認定に応じる姿勢が見られない」として、「協議を継続しても、真実の究明に至らない」と結論付けた。その上で、「日韓・日米韓の防衛協力の継続に向けて真摯しんしに努力していく」と明記した。

 防衛省は21日、ホームページで日本語、英語、韓国語版の最終見解とレーダー波の探知音を公開した。

62182 0 政治 2019/01/21 23:35:00 2019/01/22 10:23:51 2019/01/22 10:23:51 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190121-OYT1I50034-T.jpg?type=thumbnail

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