細野豪志氏、二階派の特別会員「新たな火種に」

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 自民党の二階派(44人)が無所属議員を引き入れる手法で勢力を伸ばしている。今月末には民進党出身の細野豪志・元環境相(当選7回)が「特別会員」として入会する見通しとなった。細野氏が地盤とする衆院静岡5区には、岸田派(48人)出身の元議員が出馬を目指しており、派閥間対立に発展する可能性もある。

 二階派を率いる二階幹事長は29日の記者会見で、細野氏の二階派入りについて、「決まっているわけではない。これからだ」と述べ、明言を避けた。一方で、細野氏が将来、自民党に入る可能性を問われると、「本人の希望、県連、地域、周囲……。党は四囲しいの情勢を判断して決める」と語り、含みを持たせた。

 二階氏は細野氏を31日の派閥会合に出席させ、細野氏の二階派入りの了承を取り付ける考えだ。同派幹部は29日、「『認めない』という話にはならないだろう。二階氏がオーケーと言えばオーケーだ」と語り、既定路線であることを強調した。

 二階氏は2012年12月に伊吹文明衆院議長から同派会長を引き継ぐと、無所属議員を特別会員として迎え入れるなど、「来る者拒まず」(同派幹部)の姿勢で勢力拡大を図ってきた。

 例えば、民主党政権で外務副大臣を務めた山口壮衆院議員(兵庫12区)や、05年の郵政民営化関連法の採決で造反し、離党した小泉龍司衆院議員(埼玉11区)らは二階派の特別会員を経て自民党入りし、正規の会員となった。

 細野氏も周囲に「将来的には自民党入りを目指す」と伝えており、二階派関係者は「次期衆院選で勝利すれば追加公認する可能性がある」と展望を語る。

 ただ、細野氏と選挙で争ってきた衆院静岡5区の自民党関係者は反発しており、岸田派も警戒を強めている。静岡5区の総支部長は岸田派が後押しする吉川赳・元衆院議員が務め、再起に意欲を示しているためだ。

 岸田、二階両派は衆院山梨2区で保守分裂選挙を繰り広げてきたが、27日に投開票された山梨県知事選では共闘し、二階派が後押しする長崎幸太郎・前衆院議員を当選に導いた。岸田派内では「両派の対立が解消できたばかりなのに、新たな火種となりかねない」という懸念が広がっている。

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406854 0 政治 2019/01/30 10:11:00 2019/01/31 10:21:51 2019/01/31 10:21:51

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