森裕子氏「へらへら笑って」…麻生氏「何が悪い」

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 2019年度予算案を審議する参院予算委員会で、閣僚ら政府側に横柄とも取れる言動が目立ち、野党の反発を招いている。審議はおおむね順調に進んでいるだけに、与党内には緩みを警戒する声がある。

 自民党の二階幹事長は11日の記者会見で、国会審議での政府側の態度について「本人たちの自覚の問題だ」と突き放した。

 野党が問題視するのは、安倍首相や閣僚が談笑する姿がたびたび見られることだ。6日朝には、予算委理事会で野党筆頭理事だった国民民主党会派の森裕子氏が「あんな閣僚席を見たことない。へらへら笑って」と抗議し、自民党の石井準一与党筆頭理事が「厳しく伝えたい」と応じた。

 ところが、直後の予算委でも首相と麻生財務相、茂木経済再生相が野党の質問中に談笑し、休憩時に森氏が直接注意した。森氏によると、麻生氏は「何が悪いんだ」と反論したといい、昼の理事会でも石井氏は「閣僚には緊張感を持って対応するよう申し入れたい」と対応に追われた。

 同じ日の審議では、横畠裕介内閣法制局長官が答弁で行政監視機能に関する野党の質問を「声を荒らげて発言するようなことまで含むとは考えていない」と批判し、撤回した。8日に金子原二郎委員長(自民)が横畠氏に厳重注意した。

 予算委は12日に公聴会、13、14両日に社会保障などの集中審議を行うことで与野党が合意している。審議ペースは与党の想定通りで、予算案は月末を待たずに成立しそうな情勢だ。自民党参院幹部は、閣僚や横畠氏らについて「順調だから緩んでいるんだろう」と苦々しく語る。

 一方、不適切統計問題などを追及する野党側も政権を追い込めず、手詰まり感が漂う。閣僚の態度にかみつくのも「攻め手がないことの裏返しだ」(野党幹部)との見方が出ている。

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