河野氏、イランに核合意維持を要請…外相会談

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会談を前に握手する河野外相(右)とイランのザリフ外相(16日午前7時55分、外務省で)=浅野友美撮影
会談を前に握手する河野外相(右)とイランのザリフ外相(16日午前7時55分、外務省で)=浅野友美撮影

 河野外相は16日午前、外務省でイランのザリフ外相と会談した。イラン核合意をめぐる米国とイランの対立が激化していることを受け、河野氏はイラン側に引き続き核合意を維持し、中東地域の緊張を高める行動を自制するよう求めた。安倍首相も同日昼、首相官邸でザリフ氏と会談した。

 外相会談の冒頭、河野氏は「国際的な核不拡散と中東の平和と安定のため、核合意を維持することが必要不可欠だ」と述べた。「緊張激化を防ぐための自制を求める」とも強調した。

 ザリフ氏は「米国の核合意離脱にもかかわらず、イランは核合意への責任を果たしている」と語った。トランプ米政権が対イラン追加制裁を発表したことを受け、今月8日にイランが合意履行の一部停止を表明したことについて、「合意の範囲内で我々の権利を行使している」と主張した。

 イラン核合意は、米国がオバマ政権下の2015年7月、米英仏独露中の6か国とイランで結んだ。イランの核開発が制限される一方で、原油禁輸などの制裁が解除された。イランに強硬な立場をとるトランプ米大統領は18年5月に合意からの離脱を表明し、制裁の再開に踏み切った。

 米国とイランの関係悪化を受け、中東情勢は緊張の度合いを強めている。米国は空母打撃群などを中東地域に派遣し、イランもペルシャ湾のホルムズ海峡封鎖を示唆している。日本とイランは伝統的に友好関係にあり、日本政府は情勢安定に役割を果たしたい考えだ。

 安倍首相はザリフ氏との会談で「中東情勢が緊迫しており、懸念している」と述べた。ザリフ氏は「日本とはパートナーとして良い関係にあり、きわめて重要だ」と語り、日本との関係を重視する考えを示した。

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585725 0 政治 2019/05/16 12:09:00 2019/05/16 13:30:01 2019/05/16 13:30:01 会談に臨む河野外相(右)とイランのザリフ外相(16日午前7時55分、外務省で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/05/20190516-OYT1I50030-T.jpg?type=thumbnail

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