首相、イランに米と対話促す…ロハニ大統領と会談

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

動画はこちら

歓迎式典でイランのロハニ大統領(左)と握手を交わす安倍首相(12日午後、テヘランのサーダバード宮殿で)=米山要撮影
歓迎式典でイランのロハニ大統領(左)と握手を交わす安倍首相(12日午後、テヘランのサーダバード宮殿で)=米山要撮影
イランのロハニ大統領(右)との会談に臨む安倍首相(12日午後、テヘランのサーダバード宮殿で)=代表撮影
イランのロハニ大統領(右)との会談に臨む安倍首相(12日午後、テヘランのサーダバード宮殿で)=代表撮影

 【テヘラン=池田慶太、水野翔太】安倍首相は12日夕(日本時間12日夜)、テヘランでイランのロハニ大統領と会談した。首相は、核合意を巡って対立を深める米国とイランの緊張緩和に向け、大統領に対話を促したとみられる。首相は13日午前(同13日午後)には、最高指導者ハメネイ師と会談する。

 首相はサーダバード宮殿内での首脳会談で、「現在の(中東)地域の緊張の高まりを友人として深刻に懸念している。地域の緊張緩和、情勢の安定化に向けて率直な意見交換をしていきたい」と述べた。

 ロハニ大統領は「首相のイラン訪問が両国の協力関係にまた一ページを開くことを期待している」と語った。今年は日本とイランの外交関係樹立90周年の節目に当たる。

 首相は会談の中で、これ以上の対立の深刻化を望まないトランプ米大統領の意向をロハニ大統領に伝え、この機会を捉えて対話に応じるよう呼びかけたとみられる。

 米国はイランに対し、原油禁輸などで「最大限の圧力策」を堅持する一方、無条件での対話を呼びかけている。首相は複数回にわたるトランプ氏との会談で、対イラン政策についても意見交換を重ねてきた。

 日本政府高官は「安倍首相との会談に応じたということは、イラン側にも首相からトランプ氏に伝えてほしいことがあるのだろう」と語り、米イラン間の仲介への意欲を強調した。

 首脳会談には、河野外相とイランのザリフ外相も同席した。両外相は首脳会談に先立ち、イラン外務省で昼食を取りながら会談した。

 日本の外務省によると、河野氏は中東地域の緊張の高まりに言及し、核合意を引き続き順守するよう働きかけた。ザリフ氏は、イランは核合意を引き続き順守しているとの考えを示し、核合意や地域情勢についての同国の立場を説明した。

 イラン外務省によると、ザリフ氏は会談で、「米国はイランと経済戦争を始めた」と述べ、米政府を批判した。これに対し、河野氏は「中東の緊張が高まれば、誰もがダメージを受ける。緊張緩和に向け、日本はどんな手段もとる用意がある」と述べたという。

 現職首相のイラン訪問は1978年の福田赳夫氏以来41年ぶりで、79年のイラン革命後は初めて。日本の首相がイランの最高指導者と会談するのも初めてとなる。

 13日午前(同13日午後)の首相とハメネイ師との会談は、テヘランの最高指導者事務所で30分から1時間程度行われる予定だ。イラン国内で最高指導者は大統領の上位に位置づけられ、対米政策など重要案件で決定権を握るとみられている。

無断転載禁止
634590 0 政治 2019/06/12 23:35:00 2019/06/13 01:20:27 2019/06/13 01:20:27 歓迎式典でイランのロハニ大統領(左)と握手を交わす安倍首相(12日午後6時、イラン・テヘランのサーダバード宮殿で)=米山要撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/06/20190612-OYT1I50080-T.jpg?type=thumbnail

おすすめ記事

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ