尖閣「抗議すべきだ」の声も…首相、日中改善へ意欲

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 安倍首相は、即位礼正殿せいでんの儀に参列する中国の王岐山ワンチーシャン国家副主席と23日にも会談する。日中関係を安定的に発展させることを確認し、来春の習近平シージンピン国家主席の国賓来日へ弾みをつけたい考えだ。

 「首脳同士が胸襟を開いて話し合える環境を作ることは極めて重要だ。今の勢いを維持したい」

 首相は16日の参院予算委員会で日中関係改善の意義を強調した。首相は昨年10月に日本の首相として7年ぶりに中国を公式訪問した。さらに今年6月には国家主席として初来日した習氏と、「日中関係は完全に正常な軌道に戻った」と確認した。

 日本側は王氏の来日について、「習氏初来日に続く、日中間の最重要行事の一つ」(外務省幹部)と位置づけている。王氏は政権の実力者で、強い影響力を持っている。首相は王氏との会談は他国よりも長めにとる可能性があり、両国間で活発な要人往来を続けていくことなどを確認する見通しだ。

 ただ、政府・与党内には「中国に抗議すべきことをしっかりと伝える場にすべきだ」との声もある。沖縄県・尖閣諸島周辺では、中国公船による領海侵入が活発化し、昨年は延べ70隻だったが、今年は今月までに延べ100隻を超えた。中国が力による現状変更の試みをやめる気配はない。

 抗議運動が続く香港情勢を巡っては、首相は6月の習氏との会談で取り上げたが、9月の日中外相会談では言及がなかった。「中国を刺激しないよう及び腰になっている」(自民党中堅)と見る向きもある。外務省幹部は日中関係について、「しっかりと言うべきことを言える関係こそが真の友好関係だ」と述べており、王氏との会談の中で、中国側に適切な対応を求める可能性がある。

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853916 0 政治 2019/10/20 05:00:00 2019/10/20 11:17:28 2019/10/20 11:17:28

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