鈴木総務次官が事実上更迭、元次官の日本郵政上級副社長に漏えい

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鈴木前次官の懲戒処分について会見で説明をする高市大臣(午後5時9分、東京都で)=桜井詠巳撮影
鈴木前次官の懲戒処分について会見で説明をする高市大臣(午後5時9分、東京都で)=桜井詠巳撮影

 高市総務相は20日、総務省の鈴木茂樹次官(63)が、かんぽ生命保険の不適切契約問題を受けた行政処分案の検討状況を、元次官で日本郵政の鈴木康雄上級副社長に漏えいしたとして、同日付で停職3か月の懲戒処分としたと発表した。鈴木次官は同日辞任した。事実上の更迭となる。後任の次官には旧自治省出身の黒田武一郎総務審議官(59)が就いた。

 高市氏は20日夕、緊急で開いた記者会見で、「事務方トップである次官が、公務に対する信頼性を著しく失墜させる行為を行ったことは大変残念。総務大臣としておわび申し上げる」と述べた。監督官庁から、処分対象である企業への情報漏えいを重くみて、高市氏も大臣給与3か月分を自主返納する。

 総務省は、かんぽ生命と、保険を販売していた日本郵便に対し、今月13日に不適切契約に関する報告徴求命令を出した。同日以降、総務省の大臣室内で、少数の幹部と話した詳細な内容が、日本郵政側に漏れている疑いが浮上。鈴木前次官が漏えいを認めたという。

 高市氏は、省内の検討過程が逐一伝わることで、日本郵政側の対応が変わる可能性を指摘し、「公務の公平性、中立性に甚大な影響を及ぼし、行政の信頼を失う」と語った。確定した国家機密や対外厳秘の扱いではなかったことから、訴追対象ではなく、国家公務員法が禁じる「信用失墜行為」にあたるとの認識を示した。

 一方、日本郵政は「事実関係を確認中」とし、鈴木上級副社長の処遇などについても未定とした。

 鈴木前次官は1981年に旧郵政省に入省。郵政行政部長や総括審議官などを経て総務審議官となり、今年7月に次官に就任した。

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962725 0 政治 2019/12/20 22:12:00 2019/12/20 22:13:11 2019/12/20 22:13:11 鈴木前次官の懲戒処分について会見で説明をする高市大臣(午後5時9分、東京都で)=桜井詠巳撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/12/20191220-OYT1I50054-T.jpg?type=thumbnail

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