首相、全世代型社会保障の推進へ決意…通常国会召集

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通常国会の開会式でお言葉を述べられる天皇陛下(20日午後)=竹田津敦史撮影
通常国会の開会式でお言葉を述べられる天皇陛下(20日午後)=竹田津敦史撮影

 第201通常国会が20日、召集された。安倍首相は同日午後の衆参両院の本会議で施政方針演説を行い、現役世代から高齢者までが安心できる「全世代型社会保障」の実現に向け、改革を進める方針を示した。悲願の憲法改正への決意も重ねて表明した。

 会期は6月17日までの150日間。首相は20日午前の自民党両院議員総会で、「まず初めにやらなければならないのは予算の一日も早い成立だ。早期成立こそが最大の景気対策だ」と語った。野党は、首相主催の「桜を見る会」や、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡る汚職事件、自民党議員の「政治とカネ」問題などを追及する見通しだ。

 首相は演説で、今夏の東京五輪・パラリンピックについて、「日本全体が力を合わせて世界中に感動を与える最高の大会とする」と述べる。聖火リレーが福島からスタートすることなどに触れ、東日本大震災からの復興に向けた「復興五輪」とする考えを強調する。

 社会保障では、団塊の世代が2022年から75歳以上になり、医療費が増大することを踏まえ、「現役世代の負担上昇に歯止めをかけることは待ったなしの課題だ」と指摘する。財源確保に向け、一定の所得がある75歳以上が医療機関の窓口で支払う負担割合について、1割から2割に引き上げることを表明する予定だ。

 憲法改正については、「案を示すのは私たち国会議員の責任ではないか」と述べ、衆参両院の憲法審査会の議論進展を与野党に呼びかける。

 外交では、「元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)」問題を巡って関係が悪化する韓国について、「元来、基本的価値と戦略的利益を共有する最も重要な隣国だ」と指摘。「であればこそ、国と国との約束を守り、未来志向の両国関係を築き上げることを切に期待する」と述べ、韓国に国際法違反状態の是正を求める。「戦後外交を総決算し、新しい時代の日本外交を確立する」と訴え、北朝鮮による日本人拉致問題や北方領土問題の解決にも決意を示す。

 中東政策に関しては、「自衛隊による情報収集態勢を整え、日本関係船舶の安全を確保する」と語り、海上自衛隊部隊の中東への派遣に理解を求める。

 地球温暖化対策では、温室効果ガス削減に向けた革新的技術の研究拠点を発足させ、「脱炭素社会を早期に達成する」と決意を語る。

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1009425 0 政治 2020/01/20 14:46:00 2020/01/20 15:11:15 2020/01/20 15:11:15 通常国会の開会式でお言葉を述べられる天皇陛下(20日午後1時5分、国会で)=竹田津敦史撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/01/20200120-OYT1I50038-T.jpg?type=thumbnail

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