国の有識者人選案批判、知事が「ちゃぶ台返し」

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 リニア中央新幹線静岡工区の未着工を巡り、静岡県の川勝知事は13日の定例記者会見で、新たにつくる有識者会議の人選について、国土交通省が示した案を「中立性を欠く」などと批判し、対案として委員を公募する考えを明らかにした。県と国交省はこれまで、人選について1か月以上協議を重ねてきたが、知事の「ちゃぶ台返し」で振り出しに戻った。

 国交省と県は今年1月、トンネル工事による地下水への影響などを専門家が議論する場として、新たに有識者会議を設けることで合意した。国交省は6日、地下水学やトンネル工学などを専門とする学者8人の案を県に示した。

 会見で川勝知事は国交省案について、「中立性が疑われる。(委員の)専門にも偏りがある」と批判した。候補の一人が工事を受注するゼネコンの社外監査役を務めていることを指摘したうえで、「(このゼネコンから)報酬を得ている」として、委員に不適格という考えを示した。

 対案作成に向けて県の有識者に候補の推薦を依頼するとともに、13日から委員の公募を県のホームページで始めたことも明かした。期限は31日で「水循環について科学的知見を持つ」などを応募資格とし、自薦、他薦を問わないことにした。推薦や公募の内容を整理し、4月上旬にも国交省に提出するという。

 政府関係者は、「静岡県がこちらの人選案に回答する前になぜ公募に踏み切ったのか。どうすればよいかわからない」と述べた。

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1110063 0 政治 2020/03/15 21:13:00 2020/03/15 21:13:00 2020/03/15 21:13:00

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